前回提出された事務局による中間とりまとめ案、前回も委員から意見が出されるたびに、修正は事務局へ、という座長の声だったが、今回も引き続き修正について議論が行われた。
OurPlanetTV白石さんの報告によれば、「福島県内と県外を県境で分ける考え方や健康調査全般をきちんと議論できる場の設置など、委員からは厳しい意見が殺到し、目標としていた年内に提言をとりまとめるのは、厳しい情勢となった。次回の会議日程は未定だという」。
この専門家会議は、もともと子ども・被災者支援法の基本方針で、福島以外の健康調査についてどのように対応していくのかという点で設けられた「有識者会議」であったことから、関東ネットをはじめとする福島県以外でも子どもを守るために健康調査を求める市民の多くが関心を寄せています。
ところが、そうした内容を無視したまま、中間まとめという段階にいたり、市民の中からは、この状況をどう訴えていくべきかという議論がわき起こりました。傍聴席で規制されながらも声をあげたり、終了後に声を届けようとする市民の様子を、市民メディアであるOurPlanetTVではカメラにおさめています。
OurPlanetTVサイトに8分弱のダイジェスト動画もあがっています。ぜひどのような場になっているのかご覧ください。
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http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1859
委員と傍聴者が怒鳴り合い~環境省専門家会議
投稿者: ourplanet 投稿日時: 水, 11/26/2014 - 04:54
原発事故に伴う住民の健康調査に関して検討している専門家会議で26日、前回、事務局が提示した中間とりまとめ案の修正について議論が行われた。福島県内と県外を県境で分ける考え方や健康調査全般をきちんと議論できる場の設置など、委員からは厳しい意見が殺到し、目標としていた年内に提言をとりまとめるのは、厳しい情勢となった。次回の会議日程は未定だという。
前代未聞!?~委員と傍聴者が怒鳴り合い
今回、最も議論が白熱したのは、中間とりまとめ案において、福島県と福島県外を単純に区分けしている点。国立医薬品食品衛生研究所の春日文子委員から「福島県と福島県外とざっくり分けるのは、あまりにも非科学的ではないか」と異論が出されると、日本医科大学の清水一雄委員からは、「汚染は同心円状に遠くなるにしたがって、低くなるわけではない。福島県内と県外で区別するのは難しい」と指摘した。
前代未聞!?~委員と傍聴者が怒鳴り合い
今回、最も議論が白熱したのは、中間とりまとめ案において、福島県と福島県外を単純に区分けしている点。国立医薬品食品衛生研究所の春日文子委員から「福島県と福島県外とざっくり分けるのは、あまりにも非科学的ではないか」と異論が出されると、日本医科大学の清水一雄委員からは、「汚染は同心円状に遠くなるにしたがって、低くなるわけではない。福島県内と県外で区別するのは難しい」と指摘した。
(続く)
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