放医研によるシンポジウムです。タイトルが「こどもと放射線」とあり、ポスターにも子どもの写真を使うなど、一般の保護者や市民を対象に開催しようという意図が見え隠れしています。
WHO(世界保健機関)とのコラボとありますが、みなさんよくご存じのWHOは、放射線の被ばく影響については、原子力の(核兵器以外の)平和利用を推進しようとするIAEA(国際原子力機関)のもとに行動するのみで、「人間の健康を基本的人権の一つととらえ、その達成を目的とする」理念にそった独自の調査や事業は行われておりません。それは、両者による1959年の協定によるものと言われています。もちろん、チェルノブイリ事故に関しても、福島第一原発事故についても、その状況は続いています。
ですから、放医研がどういう立場をとってきたか、また、WHOとのコラボが何を意味するのか、知っていただいた上で、ぜひこうしたシンポに参加し、何が行われようとしているのか、被ばくを予防する立場として必要な情報提供はどうあるべきか、考えていけたらと思います。
詳細は、こちらのサイトをご覧ください。
http://www.nirs.go.jp/information/event/2014/12_08.shtml
放射線医学総合研究所
放射線防護研究センターシンポジウム
(WHO協力センターシンポジウム)“子どもと放射線”開催のお知らせ
(独)放射線医学総合研究所 放射線防護研究センターでは、(WHO協力センターシンポジウム)“子どもと放射線”を、平成26年12月8日(月)、9日(火)に、東京、築地にあります、国立がん研究振興財団 国際研究交流会館にて開催することとなりました。
先般の原発事故以降、放射線の人体影響への社会的関心が高まっておりますが、中でも子どもへの影響についてはエビデンスに基づくわかりやすいデータの提示が求められています。医療分野における放射線利用の場面でも、そのリスクと便益の科学的評価と安全の担保が求められています。
皆様のご参加をお待ちしております。
概要
日時 2014年12月8日、12月9日
場所 国立がんセンター内 国際研究交流会館
〒104-0045 東京都中央区築地5-1-1
主催 放射線医学総合研究所
使用言語 英語
定員 100名
登録締めきり 2014年12月3日
登録方法 事務局宛にメールをお送り下さい。
必要情報:お名前、ご所属、ご連絡先
事務局: 千葉市稲毛区穴川4-9-1
WHO協力センターシンポジウム“子どもと放射線”事務局
電話043-206-6291 Fax043-206-4134
E-mail: kids2014@nirs.go.jp
0 件のコメント:
コメントを投稿