[「特に母子避難者の精神的なケアが必要だ。連携を深め一緒にやっていきたい」としっかり自主避難者の現状に触れて、県の支援を引き出そうとしてくれた点で、泉田知事を評価したいと思います。各紙、報じている内容がちがうので、いくつかあげておきます。 子ども全国ネット]
「避難者への支援に感謝」 福島県知事が泉田知事と面会/新潟
2015/02/04 新潟日報
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20150204161232.html
福島県の内堀雅雄知事が4日午前、新潟県庁に泉田裕彦知事を訪ね、東京電力福島第1原発事故で福島県から本県に避難した人たちへの支援に謝意を伝えた。
内堀知事は2014年10月の知事選で初当選しており、就任のあいさつと避難者支援の謝礼のため訪問した。原発事故の避難者を本県が受け入れていることについて、「約4千人が今なお、お世話になっている。支援を4年継続いただいている」と感謝の言葉を述べた。
福島県への職員派遣にも謝意を示した上で、観光誘客や、不通になっているJR只見線の復旧に向けて連携を求めた。
泉田知事は避難者について、帰還困難区域からの避難者や、同区域以外から自主避難している人などさまざまな人がいることに触れ、「自主避難で精神的に追い詰められている母子もいる。ケアを引き続きしていきたい」と述べた。職員の派遣を継続する方針も示した。
本県のまとめによると、福島県から本県への避難者は1月9日午後4時現在、3952人。内堀知事は4日午後、新潟市中央区の新潟ユニゾンプラザで、福島県からの避難者と懇談する。
避難生活の状況聞く 新潟で内堀知事
2015年02月05日
http://www.kfb.co.jp/news/index.cgi?n=2015020513
内堀知事は4日、東京電力福島第一原発事故で新潟県に避難している県民と新潟市で面会し、避難状況などを聞き取った。
南相馬、双葉、富岡、郡山の4市町から避難している7人が現況を報告した。
双葉町の男性(44)は「就職したくても、帰還のために離職する可能性のある避難者を受け入れる企業は少ない」と述べた。
内堀知事は「国や避難先の各自治体と協力し、きめ細かい支援ができるようにしたい」と語った。
賃貸住宅を借り上げた仮設住宅の入居期限や、高速道路無料化の延長などに対する質問、意見が相次いだ。
県内避難者、要望訴え 新潟で内堀・福島県知事と面会 /新潟
毎日新聞 2015年02月05日 地方版より
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20150205ddlk15040019000c.html
東日本大震災から来月で4年となるのを前に、内堀雅雄福島県知事が4日、新潟市内で避難者7人と面会した。避難者らはそれぞれ抱えている問題や要望を内堀知事に訴えた。新潟県によると、福島県からの避難者は昨年同時期より約700人少なくなっているが、4106人(1月9日現在)に上っている。
福島県双葉町から家族5人で柏崎市に避難し、現在同市の被災者支援施設で「訪問支援員」として働く渡辺浩二さん(44)は「避難解除されても、避難先に家を建てている人もおり、子どもも避難先の生活になじんでいる。避難先での就職支援をお願いしたい」と訴えた。内堀知事は「地元のハローワークなどと連携してどう協力できるか検討する」と答えた。
また、同県南相馬市から夫婦で三条市に避難し、避難者同士が交流するための施設でボランティアをしている佐竹紀(おさむ)さん(75)は「避難者の孤立化を防ぐため、週報を避難者に直接手渡ししている」と報告した。内堀知事は「手渡しはご苦労が多いが、コミュニケーションのきっかけになっている。大変ありがたい」と返した。佐竹さんはさらに「節目となる5年目はそれぞれの道を選択して踏み出したい」と話した。
面会は予定時間を超えても続いた。面会後、取材に応じた内堀知事によると、借り上げ住宅支援の期限や高速道路の無料期間について心配する声が多かったという。内堀知事は「『正確な情報が入ってこない』『福島にいる人との溝を感じる』などの声もあった。心のケアサポートも含め切実な状況になっていると実感した」と話した。
内堀知事はこれに先立ち、新潟県庁に泉田裕彦知事を訪問し、就任のあいさつをすると共に、避難者への対応について「きめ細かな支援に感謝している」と謝意を述べた。
内堀知事は新潟県職員の派遣継続を要請したほか、震災以降激減している観光客の誘致について協力を求めた。これに対し、泉田知事は職員派遣は来年度も継続する意向を示し、避難者については「特に母子避難者の精神的なケアが必要だ。連携を深め一緒にやっていきたい」と答えた。
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