2015/02/07

福島/「復興女子」本音トーク、座談会で福島の現状語る


2015/2/7 日経新聞より
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO82947460X00C15A2000000/

 福島県で東日本大震災と原発事故からの復興事業に携わる3人の「復興女子」が、福島市で開かれた座談会で、復興の現状や課題、女性ならではの悩みなど「ガールズトーク」を繰り広げた。
 座談会は町づくりを考える福島市の市民団体が企画。6日夜、ビルの会議室に約40人が詰め掛けた。
 冒頭、福島大で被災地の現状を学ぶ授業のサポートをしている大学職員、高橋あゆみさん(25)と福島第1原発がある双葉町の復興支援員、安谷屋貴子さん(38)、田村市復興応援隊の渡辺奈保子さん(27)がそれぞれ自身の取り組みを紹介した。
 高橋さんが「日々の仕事で感じるジレンマはないですか」と問い掛けると、安谷屋さんは「双葉町の復興支援員は10人中7人が女性だが、放射能を気にせず仕事をしているわけじゃない」と打ち明けた。渡辺さんも「出産とかを考えれば、いつか辞めるしかないのかな」と胸の内を語った。
 「この仕事は自分との闘いの面もある。心をどうやってコントロールしてますか」と高橋さんが聞くと、渡辺さんが「悩みを共有できる仲間と会って話すと心を保っていられる。もっと女子が仲間になってくれれば」と応えた。
 約2時間にわたる座談会が終了した後も3人の話は尽きず、福島の復興に向け、互いを励まし合っていた。



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