2015年02月04日 毎日新聞より
http://mainichi.jp/area/iwate/news/20150204ddlk03040022000c.html
放射能による出荷制限が一部解除された山田町の原木シイタケ(干しシイタケ)を使った学校給食が3日、町立大浦小(佐々木祥子校長)であった。全校児童44人が全国に名高い特産のシイタケを久しぶりに味わい、品質の良さを改めて実感した。
原木シイタケは東京電力福島第1原発の事故による放射能汚染で、国の基準値を上回った物について出荷が制限され、本県では同町を含む13市町村が対象となった。しかし昨年10月、同町では生産農家38戸のうち10戸で基準値を下回ったとして、花巻市などの農家と共に出荷が一部解除された。解除後、初めての原木シイタケを使った給食は安全性を知ってもらうためと、消費拡大が狙い。
メニューはシイタケとカンピョウのつくだ煮の手巻きずしと、揚げジャガとシイタケのうま煮、フノリのすまし汁など。児童らはノリを広げて具を巻き、ほおばった。6年生の佐々木昂大(こうだい)君は「シイタケに味が染みて、食べ応えがある」と食感を楽しんだ。
原木シイタケを使った学校給食を楽しむ児童たち=山田町立大浦小学校で |
岩手出身、脱原発運動を続けてきた者としていたたまれない気持ちです。
返信削除地元の仲間とのMLで聞いたところによりますと、この話があってから、東京など岩手県外の団体さん、個人の方から「なんとかならないのか」「意見書を出したらどうか」といった声があがり、実際に東京の団体さんが直接、山田町に意見書を出して下さったのだそうです。
ところが、その学校現場に近い立場の方などから直接、団体さんに電話がかかってくるようになり、いろんな意見をいただいたのだそうです。
曰く、
「現場の子どもたちの親は、問題意識や不 安やいろいろな思いがあり、しかしそれを”発言できない雰囲気”がある。そんな中で、「意見書」はどれだけの効果があるのか疑問だ。」
「現場の親たちと連絡を取り合い、しっかり連動した”運動”として、進めてもらいたかった」
等々のご意見だったそうです。
そして結局、意見書に対する応答は、3月現在の今もないままだそうです。
団体さんは、地元岩手の新聞社と仙台の東北最大手の新聞社にも意見書提出の件を連絡したらしいですが、特にとりあげられることもなく。
「結局 自分たち(東京)の周りでは盛り上がったが、地元岩手、山田町等の「復興」推進側の人たちが考えを改める契機にはならなかったようだ・・・」
と、その現実に戸惑い、運動の進め方を反省しなければ・・・と考えている、ということでした。
なお、山田町、宮古市周辺の方からは
「東京の方に意見書まで考えさせて出させてしまって、地元の親たちはがんじがらめで何も言えない何も動けない、という状態が本当に恥ずかしい」
と。
そして、岩手県内で活動しているお母さんが、先日、ひょんなご縁で知り合った方から、「学校の先生、議員、市の環境部や地区の民生委員さんが集まる場があるから、その会合のあと少し時間を作って話す場を持ってもいいですよ」と言って頂けたので、この件もあったので思い切って食の問題を訴えることにしたのだそうです。
食品の内部被曝について親としては非常に不安であること、給食は強制だから、せめて移行率の高いことが分かっているキノコ類などはやめてほしい、
全てを1ベクレルまで測定することは難しくても、お米など毎食の摂取量が多いものは、産地が明瞭にわかるところのものを精密測定するくらいは可能なはず、など。
が。。。
まず、一番聞いて頂きたい「学校関係の方々」は、全員欠席。(毎年全員参加しているはずだそうですが)
そして、市の環境部の方もそのお母さんが話す直前に、全員、帰られたとか。。
参加者は民生委員の方と地区の方々のみ。
「まるで宇宙人でもみているような目でした。。。
予想はしていましたが、もうここまできたら今更、と思い、話すことにしたのですが。。。」
ということでした。。。