2014/09/12

県外避難者、2年2カ月ぶり増 4万7149人(8/14現在)

福島県内で、以下のように、「県外避難者、2年2ヶ月ぶり増」というニュースがあったのだそうです。けれども、この2000人増は、おおむね埼玉県での避難者数の調査方法の変更による増加とみられる、ということで、だいたい数字も適合します。

一方で、3年たって、帰還していく人の話も聞くので、同時に、今から避難する人も同様にいるということなのではないかと感じます。決して、動いていないわけではなく、増と減とがあって、結果だけ見てしまうと見えなくなるものがあるのではないでしょうか。

何より、3年以上たっても、家どころかふるさとにも帰れない人が4万7千人もいるということが重要で、増えていないからといって何も問題が解決したわけではありません。都道府県別の避難状況もありますので、ひと月前のニュースですが、あらためてアップさせてください。

(埼玉県のニュースは、こちらから。http://kodomozenkoku-news.blogspot.jp/2014/08/blog-post_6.html )


 県が1日発表した、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故による本県から県外への避難状況(8月14日現在)によると、県外避難者数は4万7149人で前月(7月10日)より1956人増え、2年2カ月ぶりに前月調査時点の人数を上回った。
 県が復興庁の調査に基づき集計した。県外避難者は2012(平成24)年3月上旬の約6万3千人をピークに減少傾向にあった。
 時間の経過に伴い避難者の県外流出が落ち着いたことや、除染の進展で県内に生活拠点を戻す人が増えたことを背景に、県外避難者は同年6月から毎月減少し続けていた。避難先の都道府県別では東京が6296人と最多。埼玉県5077人、山形県4497人、新潟県4117人と続いた。

◆県外への避難状況(8月14日現在)
都道府県 人数(人)

北海道 1,612
青森 390
岩手 516
宮城 2,530
秋田 739
山形 4,497
茨城 3,461
栃木 2,889
群馬 1,313
埼玉 5,077
千葉 3,289
東京 6,296
神奈川 1,906
新潟 4,117
富山 175
石川 274
福井 175
山梨 612
長野 861
岐阜 208
静岡 681
愛知 726
三重 197
滋賀 162
京都 586
大阪 562
兵庫 534
奈良 86
和歌山 32
鳥取 113
島根 73
岡山 332
広島 246
山口 71
徳島 33
香川 51
愛媛 90
高知 48
福岡 336
佐賀 86
長崎 83
熊本 111
大分 120
宮崎 135
鹿児島 118
沖縄 600

合計 47,149
2014年9月3日

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