2014/09/26

販売された野生のきのこ“さくらしめじ”から、基準を超える放射性セシウム/宮城

仙台市の仙台三越で、14日から販売された野生のきのこ“さくらしめじ”から、基準を超える放射性セシウムが検出されたとして、仙台三越は、この きのこの自主回収を始めました。
仙台市で採れた別の野生のきのこでも基準を超えていたとして、宮城県は仙台市産の野生のきのこの出荷を自粛するよう要請しました。
自主回収されているのは仙台三越の食品売り場“いたおろし”で、14日から16日まで販売された野生のきのこ“さくらしめじ”です。
17日に、厚生労働省が販売されている商品を抜き打ちで検査したところ、基準を超える放射性セシウムが検出されたということです。
宮城県の林業振興課によりますと、県は、基準を超える食品が市場に出ないように流通前の農林水産物をサンプル検査しているということですが、野生のきのこは種類が多いことなどから「基準を超える商品が流通する可能性を把握しきれなかった」としています。
これを受けて、宮城県は、仙台市で採れた別の野生のきのこを検査し、2種類のきのこから基準を超える放射性セシウムが検出されたということで、県は、22日付けで、仙台市産のすべての野生のきのこの出荷を自粛するよう生産者などに要請しました。

http://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20140922/4796701.html
NHKニュース 2014年9月22日 

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ある程度の汚染のある地域であれば、野生きのこが基準値を超える超えないに関わらず、相当汚染度が高いことは、もはや、きちんと知っている人ならば測定せずとも予想ができるでしょうが、採る人も、納品する人も、売り場の人も、誰も疑問を持たないところが、今の日本の現状です。そして、たまたま抜き打ち検査になったことで、こうして対応されてはいますが、検査されずにそのまま販売されるものもある、という、測定数、測定頻度ともに少なすぎる現状の限界をよく示しているニュースです。自衛する以外にない、ということです。

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