2014/09/22

栃木の3市町住民 東電の賠償求め申し立てへ/栃木


東京電力福島第一原発の事故を巡り、福島県に近い栃木県の3つの市と町の住民
たちが、東京電力に賠償を求めるため、国の紛争解決機関に申し立てを行うこと
を明らかにしました。

申し立てを行うのは、栃木県北部の那須塩原市と大田原市、それに那須町の住民
たちの団体で、20日、那須塩原市で会見を開きました。それによりますと、原
発事故の影響で地域が放射性物質に汚染され、精神的な苦痛などさまざまな被害
を受けたとして、東京電力が1人当たり12万円から72万円の賠償をするよう、
国の「原子力損害賠償紛争解決センター」に、和解の仲介を求めるとしています。

団体は、合わせて1万人の申し立てを目指して住民に参加を募ったうえで、来年
3月にも申し立てを行うことにしています。団体の代表の西川峰城さんは「栃木
県の北部も福島県と同じように被害を受けている。多くの住民が声を上げている
ことを伝えたい」と話していました。
また、20日は住民向けの説明会も行われ、弁護士が申し立ての内容や必要な手
続きについて説明しました。説明会に訪れた男性は「対象かどうか分からないが、
可能ならば申し立てに参加したい」と話していました。

2014年9月20日
NHKニュース
(動画あり)






http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140920/k10014755451000.html

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