http://mainichi.jp/articles/20160625/ddl/k12/040/154000c
千葉市は24日、市内に保管する東京電力福島第1原発事故で発生した指定廃棄物の放射性セシウム濃度が、一般廃棄物として処理できる1キロ当たり8000ベクレルを下回ったとする測定結果を発表した。市は来週にも環境省に指定取り消しを求める申請書を提出する。
市は同市美浜区の新港清掃工場で、指定廃棄物のゼオライト3・5トンと焼却灰4・2トンを保管。測定の結果、ゼオライトが1キロ当たり6100ベクレル(2014年3月18日時点で同8490ベクレル)、焼却灰が同4020ベクレル(11年7月25日時点で同9320ベクレル)となり、共に基準を下回った。風評被害が広がる恐れもあり、引き続き同工場で保管する。
一方、市が県内の指定廃棄物処分場建設の候補地になっていることについて、熊谷俊人市長は「市に指定廃棄物が全くないことが正式確認できたのは一つ前進だ。受け入れについては市民の理解は得られないと改めて思う」との見解を示した。
環境省は4月、指定廃棄物の放射性セシウム濃度が1キロ当たり8000ベクレル以下の場合、一般ごみと同様に処分することを認める新ルールを発表。指定解除に向け、市の委託業者が20日にサンプルを採取し、濃度を測定した。【田ノ上達也】
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