2015/01/05

1/7 緊急セミナー:切迫する放射線被ばくの健診対策/東京

先日アップした環境省パブリックコメント(http://goo.gl/qf4Kcp)に関する緊急セミナーをFoEさんが開催されます。問題点を明確化し、パブコメにつなげましょう。


★1/7緊急セミナー:切迫する放射線被ばくの健診対策
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問題だらけの環境省の「専門家」会議の中間とりまとめと環境省の今後の「施策」の問題点、2巡目で4人の子どもたちが甲状腺がん疑いとされた福島県県民健康調査の最新情報やパブコメのポイントを共有し、議論します。

【日 時】2015年1月7日(水) 18:30~20:45
【場 所】東京しごとセンター・5F研修室(東京・飯田橋)
【内容】1.環境省の「専門家」会議と福島県県民健康調査の最新情報
             2.発癌リスクは「識別できない」のウソ
             3.議論されなかったこと…癌以外のリスクと県外のリスク
             4.UNSCEARとWHOの報告書について
             5.「過剰診断論」のまやかし
             6.質疑
【資料代】500円
【詳 細】http://www.foejapan.org/energy/evt/150107.html


※環境省の「原発事故に伴う健康管理に関する当面の施策」パブコメ情報&ポイントはこちら
http://www.foejapan.org/energy/action/141231.html


以下、FoE Japanのメルマガからの抜粋です。
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Green Earth Express【vol.332】 2015/1/5
国際環境NGO FoE Japan メールマガジン http://www.FoEJapan.org/

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◆Today's INDEX◆
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┃ ◆「甲状腺がん疑いの子ども、2巡目で4人」の意味することは?
┃ ◆原発事故に伴う健康管理がパブコメに。福島県外は切捨て、深刻な事態ふまえず
┃ ◆再エネの未来が大ピンチ?1月9日まで、パブコメだそう!
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◆◆◆◆◆◆◆◆◆  【1】ニュース from FoE Japan  ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

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┃ ★「甲状腺がん疑いの子ども、2巡目で4人」の意味することは?
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福島県県民健康調査で、1巡目の検査で問題がなかった子どもたち4人が、2巡目の
甲状腺検査で、「甲状腺がん疑い」と診断されました。これで1巡目の検査とあわせ
ると甲状腺がん悪性と診断された子どもは、疑いも含め112人になりました(うち確
定は85人。一人は良性)。

2巡目で検査結果が確定したのは、60,505人。今回「甲状腺がん疑い」とされたのは
そのうちの4人です。男の子が3人、女の子が1人。最大の実効線量(外部被ばくの
み)は2.1mSv、腫瘍の大きさは7mm~17.3mm。

12月25日に開催された県民健康調査委員会で、福島県立医大の鈴木眞一教授は、きっ
ぱりと1巡目での「見落とし」を否定。とすると、2~3年間で識別できるレベルの
甲状腺がんに進行したということを意味しています。これは、いままで、「潜伏期間
は4~5年」とか、「30~40年後にでてくる甲状腺がんを前倒しで発見している、と
説明していたことと矛盾しています。

ところが、福島県健康調査委員会の星北斗座長は「放射線の影響は考えにくい」とし
ました。いったい、どういう段階になったら、「放射線の影響である可能性はある」
に移行するのでしょうか?

また、今回の結果は開示が大幅に遅れました。いままでの症例ではリンパ節や肺への
転移で深刻な状況でした。情報開示を遅らせたのはいったいどういう理由によるもの
だったのでしょうか。1月7日の緊急セミナーでは、こうした状況も踏まえて議論を行
います。                        (満田 夏花)

▼当日の資料はこちら
2巡目の甲状腺検査については、資料3-2をご覧ください。
https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/21045b/kenkocyosa-kentoiinkai-17.html

▼関連記事
甲状腺がん悪性・疑い112人~前回「異常なし」の子も4人(OurPlanet-TV)
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1868

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┃ ★原発事故に伴う健康管理がパブコメに。福島県外は切捨て、深刻な事態ふまえず
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福島原発事故に伴う住民の健康管理に関して、環境省の専門家会議が「中間取りまと
め」を発表しました。これに基づき、環境省は「当面の施策」案をとりまとめ、1月
21日までパブリック・コメントにかけています。
http://www.env.go.jp/press/100098.html

しかし、この「当面の施策」案は、原発事故被害者の声を踏まえていない上に、たい
へん問題の多いものです。

・福島県外の健診については盛り込まれていません。
・甲状腺がん以外のさまざまな疾病に対応した健診については検討すらされていません。
・福島県健康調査については、「疫学的追跡調査として充実させることが望ましい」
 としており、個人の 保健目的が縮小されかねません。
・福島県で実施された甲状腺検査の結果、2巡目で4人の子どもたちが甲状腺がんの
 疑いと診断されたなど、現在の深刻な状況を踏まえていません。

こうした状況を踏まえ、環境省の「当面の施策」の問題点について、以下にまとめま
した。>http://www.foejapan.org/energy/action/141231.html

▼1/7緊急セミナー開催「切迫する放射線被ばくの健診対策」
http://www.foejapan.org/energy/evt/150107.html

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