2015/01/09

水産物輸入禁止の韓国 岩手などで再調査へ


東京電力福島第一原子力発電所の汚染水問題で、東北などの水産物の輸入を禁止している韓国政府は、先月に続き、来週再び専門家を日本に派遣し、岩手県や青森県などで現地調査を行うことになりました。
農林水産省の発表によりますと、今回、韓国政府が行う調査は、今月13日から4日間の日程で行われます。
9人の専門家が、輸入を禁止している8つの県のうち、岩手県久慈市と青森県八戸市の卸売市場などを訪れて、水産物が販売されている様子や放射性物質の検査の状況などを視察することにしています。また、韓国の専門家は、輸入禁止の対象となっていない北海道も訪問し、札幌市と室蘭市の卸売市場などで水産物の輸出手続きの状況や水揚げの様子を視察します。
韓国政府は、福島第一原発の汚染水問題を理由に、おととし9月から東北と関東の8つの県の水産物の輸入を禁止しており、この措置を継続するかどうかを検討するため、先月、専門家が来日し、福島第一原発などを視察しており、今回の調査は2回目となります。
韓国政府は、一連の調査結果を踏まえて、輸入禁止の措置を継続するかどうか判断することにしていますが、時期については明らかにしていません。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150109/k10014567211000.html
NHKニュース
2015年1月9日



輸入規制の韓国 久慈で水産物調査

東京電力・福島第一原子力発電所の事故後、岩手など8つの県の水産物の輸入を禁止している韓国政府が、規制の見直しを検討するための2回目の現地調査を始めました。
調査初日の13日は、原子力工学が専門の大学教授や消費者団体の代表など韓国の専門家9人が、久慈市の魚市場を訪れました。調査では水産庁と県の担当者が、放射性物質の検査の実施状況を説明し、安全性をアピールしました。県によりますと、震災の前に、岩手から韓国に輸出していた水産物の輸出額は、スケトウダラを中心に年間2億円から3億円に上っていたということです。調査は4日間かけて青森県八戸市や北海道でも行われ、その後、韓国政府が輸入禁止の見直しについて判断することになっています。調査開始を受けて達増知事は13日の記者会見で、県の水産物の規制解除への期待感を示しました
 2015年01月13日
http://news.ibc.co.jp/item_23574.html
IBC放送

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