県外避難の子「県内」下回る…集計開始後初/福島
県は、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故で県外に避難する子供の人数が、県内避難の人数を下回ったと発表した。集計を始めた2012年4月以降では初めて。県の担当者は「除染が進んで放射線量が低くなり、自主避難者を中心に県内への帰還が進んでいるため」と分析している。
県は半年ごとに集計しており、今回は昨年10月1日時点。発表によると、県外避難する18歳未満の子供の人数は、昨年4月の前回比872人減の1万2436人で、同322人減の1万2437人だった県内避難より1人少なくなった。
県外避難の子供は12年4月の1万7895人が最多で、それ以降は減少している。半数以上は、放射線量が高くない避難指示区域外からだ。昨年10月時点の最多は福島市の2260人で、郡山市の2088人が続いた。
県内避難は、12年10月の1万3998人がピークだが、減少の人数は県外避難の子供に比べて少ない。県内避難の子供の9割超が避難指示区域など原発周辺の13市町村からだった。
18歳以上も含めた避難者全員の人数は昨年12月時点で約12万1600人で、県内避難は約6割の7万5600人だった。
2015年01月10日
http://www.yomiuri.co.jp/local/fukushima/news/20150109-OYTNT50136.html
読売新聞
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