2015/01/07

子ども避難2万4873人 前回調査比1194人減少 県発表/福島

 県は6日、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故に伴う18歳未満の子どもの避難状況を発表した。平成26年10月1日現在、県内、県外の総避難者数は2万4873人で、前回調査(26年4月1日)に比べ1194人減った。県外避難者数は1万2436人で県の調査で初めて、県内避難者数1万2437人を下回った。
 県外避難者数は前回に比べ872人減った。最も多いのは福島市の2260人で、次いで郡山市2088人、南相馬市2058人などの順となっている。
 県は、除染や自然減衰に伴い空間放射線量が減少していることをはじめ、18歳以下の医療費無料化などの子育て施策の充実などが帰還を徐々に促したとみている。
 ただ、長引く避難生活による経済的理由や家庭の事情などで県内への帰還を選択せざるを得なかった人もいるとみられ、県子育て支援課は「県内に戻った人を含め子育て不安の解消にさらに力を入れたい」としている。
2014年1月7日
福島民報
http://www.minpo.jp/news/detail/2015010720225




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