2015/01/28

出荷前の放射性物質検査なしで大豆を販売/福島

[出荷制限を受けている場合の取り締まりは適確になされているのか、もしや自主的なものでしかないのかと、このニュースを聞いていると思います。100Bq/kgという基準自体が安心できる値ではありませんが、出荷制限されていても流通する可能性があるとなれば、よけいに不安が広まります。 子ども全国ネット]

 2015年1月28日 日テレニュース
http://www.news24.jp/articles/2015/01/28/07268060.html

 福島県本宮市で生産された大豆が、出荷前に義務付けられている放射性物質検査を受けずに販売されていた事がわかった。
 放射性物質検査を受けず販売されていたのは、本宮市の旧和木沢村の3軒の農家が生産した大豆。この地区の大豆は、2013年1月に放射性物質が基準値を上回ったため出荷制限の指示を受け、その後、県の検査を条件に基準値を下回ったもののみ出荷が認められていた。しかし、先月27日、その検査を受けないまま市内のスーパーに出荷され販売されていたという。
 県は販売された46キロのうち21.7キロを回収し、さらに回収を急いでいる。なお回収された大豆は、全て基準値を下回っていた。



















2015年1月28日 福島民友ニュースより

http://www.minyu-net.com/news/news/0128/news3.html

全袋検査前の大豆を販売 県が撤去、回収を指示

 東京電力福島第1原発事故の影響で放射性物質の全量全袋検査の対象となっている本宮市の旧和木沢村地区(旧白沢村)の2014(平成26)年産大豆が検査を受けずに同市の小売店で陳列、販売されていたことが27日、分かった。県は小売店に陳列、販売した大豆の撤去、回収を指示した。
 県によると、検査前の大豆が陳列、販売されたのは同市のシミズストア本宮店で、旧和木沢村の農家3人が同店に直接卸した。昨年12月27日から400~500グラムに小分けの97袋が店頭に陳列され、このうち50袋が販売された。
 巡回調査の県職員が今月23日、全量全袋検査前の地区で生産された大豆を発見した。販売前の大豆を検査したところ、放射性セシウムはいずれも食品の基準値(1キロ当たり100ベクレル)を下回り、最大で同57ベクレルだった。旧和木沢村地区は13年1月から出荷に全量全袋検査が必要な出荷制限指示区域となっていた。
 農家3人は県の聞き取り調査に「本宮市が実施している自家消費用のモニタリング検査で食品の基準値を下回っており、出荷してもいいと思った」などと話しているという。3人のうち2人は13年も大豆を生産しているが、同年は全量全袋検査を受けているという。
 販売された大豆の回収などについての問い合わせは本宮市農政課(電話0243・24・5385)へ。

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