2016/06/10

「被災地に目を向けて」作家のドリアン助川さん、11日に那須でライブ/栃木

2016年6月10日 下野新聞
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/region/news/20160610/2352425

社会問題に独自の視点で切り込み、ステージ活動を続ける作家ドリアン助川(すけがわ)さん(53)が11日、豊原丙の農園「豊穣庵(ほうじょうあん)」でライブを開く。

福島第1原発事故後の2012年、俳人松尾芭蕉(まつおばしょう)の「奥の細道」を自転車でたどる途中、同所の農園主と出会った縁がきっかけ。ライブでは被災地に残る事故の爪痕を写真と語りで紹介する。ドリアンさんは「事故から5年が過ぎても、問題は歴然と目の前にある。そこに目を向けてほしい」と訴える。



震災後の復興と原発事故の実相を肌で感じようと、ドリアンさんは12年8月、線量計を携え東京を出発。約3カ月かけて那須や東北地方の全行程約2400キロを自転車で走破した。

当時、福島県内と同様に放射性物質にさらされた那須地域。繁殖和牛農家の夫妻と知り合い、原発事故の影響で廃業に追い込まれた苦悩を聞かされたという。

昼の部は午後2~4時、夜の部は午後7~9時。チケットは3千円(前売り2500円)で、収益の一部を熊本地震被災地に寄付する。
 (問)豊穣庵0287・72・5735。

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