2016/06/01

【報道まとめ】大東清掃センター 汚染牧草の焼却問題/一関市・岩手

汚染牧草の焼却、説明不足認める 一関市長/岩手 


2016年5月27日 毎日新聞
http://mainichi.jp/articles/20160527/ddl/k03/040/090000c

放射性物質に汚染された牧草の焼却を巡り、国が処理する基準濃度(1キロ当たり8000ベクレル)を超える牧草を一関市大東町の大東清掃センターが処理していたことについて、勝部修市長は23日の記者会見で、説明不足を認めた。「(住民が反発する)こういう事態なので、どこかで丁寧な説明が欠けていたと思う」と述べた。

清掃センターを運営する一関地区広域行政組合の管理者は、勝部市長が務めている。勝部市長は「(今後は)理解を得られると思う。約束違反をしているわけではない」と話した。

汚染牧草の焼却を巡っては、市内の住民団体が「事前説明と異なり、8000ベクレル超の牧草が処理された」と指摘。今後の焼却中止を求め、清掃センターが処理を中断していた。市などは「(国の委託事業で)国が責任を持って焼却したもので、これまでも説明していた」との見解を示していた。

一方、勝部市長は狐禅寺地区への新たな一般廃棄物処理場の建設について「あくまで狐禅寺地区に(住民説明会で)提案しており、市全体では(説明会を)やっていない」と言い、同地区での建設方針に変わりがないことを明らかにした。今年度中にはめどを付ける意向だという。【和泉清充】




汚染牧草焼却、一関市きょう再開へ 住民、反対訴え説明会退席/岩手

2016年6月1日 毎日新聞
http://mainichi.jp/articles/20160601/ddl/k03/040/224000c
東京電力福島第1原発事故で放射性物質に汚染された牧草の焼却を巡り、国による処理基準の濃度(1キロ当たり8000ベクレル)を超える牧草が一関市大東町の大東清掃センターで処理されていた問題で、市と一関地区広域行政組合は5月30日夜、同センターで住民説明会を開いた。市などは、1日にも焼却を再開する方針を表明。住民側は「反対」を訴えて退席した。

住民側はこれまで「8000ベクレルを超える汚染牧草の焼却について説明されていない」などと主張。こうした声を受けて、同組合は先月2日から、焼却を中断している。

30日の説明会で、市農林部の高橋一秋部長は「8000ベクレルを超える濃度の汚染牧草は、モデル事業として国の責任で焼却した。焼却が止まっているのも問題なので、再開する」と述べた。

一方、市などは国のモデル事業以外の汚染牧草の焼却作業では、これまでに数回8000ベクレルを超える牧草があったものの、焼却せずに元の保管場所に戻していたと説明した。同組合は汚染牧草を保管場所から同センターに運び、焼却前に汚染濃度を測定するため、保管中の濃度を把握していない。【和泉清充】

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