https://www.minpo.jp/news/detail/2016060731702
富岡川漁協は6日、東京電力福島第一原発事故に伴い全町避難が続く富岡町の富岡川でアユの稚魚約一万匹を放流した。
東日本大震災と原発事故以後、一時中断していたが、平成25年から毎年、実施しており4年目。組合員と町民、町内で除染や復興事業に取り組む建設業者ら約120人が参加した。
猪狩弘道組合長、宮本皓一町長、渡辺英博町議会副議長、吉田栄光、橋本徹、坂本竜太郎各県議らがあいさつした後、体長約15~20センチの稚魚をバケツから川に放した。漁協は今後、京都大の協力を得て放流したアユの放射性物質を検査する。
猪狩組合長は「多くの人に集まっていただき励みになる。町は早ければ来年春の帰還開始を目指しており、漁協としても町の復興に協力していきたい」と語った。
アユの放流に先立ち、富岡川の上空に、こいのぼり約300匹を掲げた。
富岡川にアユを放流する参加者 |
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