2016/06/07

クラウドファウンディング/福島の子どもたちに思いっきり遊べる夏休みを

A-port 朝日新聞社クラウドファウンディングサイト
https://a-port.asahi.com/projects/kids-summer-camp

福島の子どもたちに思いっきり遊べる夏休みを!
遊ぼう十和田!キッズサマーキャンプ2016!が
朝日新聞A-portの審査を通過し、クラウドファンディングへエントリーしました。


このプロジェクトについて
福島県の子どもたちに思いっきり夏休みを楽しんでほしいを実現させるプロジェクトです。子どもたちが赴く先は、自然豊かな青森県十和田市。体験乗馬やキャンプを通じて「十和田の楽しい」を身をもって感じてほしいと考える多くの地元方々の協力も得て、今年で3回目の開催を目指します。皆様、応援お願いします。

■外遊びが自由にできなかった子どもたち
プロジェクトに参加するのは、福島県伊達市の親愛幼稚園の子どもたちが中心です。園内にはモニタリングポストが設置され、放射能汚染の不安の中で過ごす子どもたちです。

「子どもたちに伸び伸びと元気に遊んでもらいたい」。私たちはそう願って、このプロジェクトを 2年前から行っています。

プログラムで行っている体験乗馬では、最初の年に馬を怖がっていた子どもたちも今では乗馬を楽しめるまで成長しています。今年はどんな姿を見せてくれるのでしょうか?支援の輪は年々広がり、農家さん、商店街の方々、アーティストの方々など、多くの人たちが参加しています。活動費捻出のためのイベントを通じ、震災を自分のこととして考え「何か力になりたい」と、毎年多くの方の協力によりプロジェクトが実行されます。それが、震災を忘れない、子どもたちにどんな未来を残すのかを考えるきっかけとなることを私は願っています。

さあ、今年の夏休み!福島の子どもたち、お母さんたち、そして十和田のみなさんも、全員で楽しんじゃう保養プロジェクト!それが「遊ぼう十和田!キッズサマーキャンプ!」です。

■お母さんたちもリフレッシュ!
プロジェクトには、子どもたちだけではなくお母さんたちも参加します。元気に遊ぶ我が子を見るお母さんたちは笑顔に溢れます。子どもたちが眠った後、お母さんたちと語り合い。そんな夜には、お母さんたちも少々お酒も入り、福島で起きている現状を話します。子どもたちが自然の中で遊ぶ一方で、お母さんたちに向けて、十和田の観光や、リフレッシュのためのマッサージやエステも準備。福島で大変な苦労の中頑張っているお母さんたちにも思いっきり夏休みを楽しんでもらいます!

■きっかけは十和田への移住
私は震災後、福島から北海道への自主避難のアテンドを活動の中心として行って来ました。移住を決断する人、そこに残る人、そうした現実を見てきました。2013年、私は、幼い子どもたちと一緒に十和田へ移住。豊かな自然に囲まれ伸び伸びと遊ぶ我が子を見て、移住を決めて心から良かったと思いました。

そして、それまで活動で関わってきた福島の子どもたちにも、この十和田の自然の中で思いっきり遊んでもらうことが出来たらと願うようになったのです。

縁あって毎年3月に行われる東日本大震災追悼イベントに参加することとなり、その収益をご寄付頂いたことで、最初の年は十和田のお米や野菜を福島の子どもたちへ届けることができました。

■広がる支援の輪
次の年の2014年のイベントでは、たくさんの方の賛同、協力を頂けるようになり、「福島の子どもたちに十和田の楽しいを体験してもらおう!」を目標にイベントを行い、その収益で保養プロジェクトを行う事が出来たのです。

イベントでは、お母さんたちのコーラスや子どもたちのダンス、地元の楽団による演奏、落語、一人芝居、ヒップホップ、ロックの演奏などが次々と披露され、形にとらわれる事のない楽しさがあります。

お年寄りから若い世代、子どもたちまで楽しめるイベントが自然と手作りで作り上げられていくことに、私は当事者でありながら驚きました。

そして、その「楽しい」は人から人へと広がり、年々と活動の規模も大きくなり、十和田という田舎の小さくて強いコミュニティーが、福島の子どもたちの笑顔へとつながっています。

■支援金の使途について
今年のサマーキャンプテーマは「自然と触れ合う」です。宿泊先を予定しているのは十和田湖「宇樽部キャンプ場」。湖畔浴をしたりカヌー体験、木登り、スラックライン大会など、自然遊びが満載のプログラム!

もちろんこれまでの馬と触れ合う体験乗馬、ポニーライダー検定も子どもたちは一番楽しみにしていますので、8月8日に予定しています。外遊びが思うようにできない子どもたちが十和田の夏を思いっきり楽しめるように、皆様からのご支援をお待ちしています。

<内訳>
宿泊費:190,000円
保険加入費:18,000円
食費・食材費:100,000円
スタッフ・備品・リターン購入費等:200,000円
マイクロバス:450,000円
必要経費合計:958,000円
2016年3月16日行われたイベント収益175,000円を差し引き
目標金額:783,000円

■リターンについて
皆様にも十和田の良さを感じて頂きたく、十和田の伝統工芸品、伝統行事DVDなどをお送りします。
・3000円~伝統工芸品の十和田の南部裂き織り(定価:500円~)
寒冷な気候のため、綿を生産できなかった雪国では、古くから着るものといえば、麻布、藤布、科布(しなふ)を自分たちで織ったものでした。江戸時代、暖かい綿はとても貴重だったのです。日本海を北前船で運ばれた木綿や古手木綿でした。それらの布は大切に使われ、ほんの端布も粗末にすることなく、重ねて刺し子にしたり、最後には裂いたりして、経糸に麻を張り、緯(横糸)にこの裂いた布を織り込んで、夜着、仕事着、帯、前掛けなどにしたのです。

・5000円~
①手作りハッピーホースブローチ(定価:750円)
十和田市と馬の歴史
遠く平安・鎌倉時代から多くの名馬を輩出しており、藩政時代の文久3年(1863年)に十和田市で馬市が開催されて以来、馬セリで賑わったといいます。明治17年には軍馬育成所(後の軍馬補充部)も開設され、馬の産地としても知られていました。また、乗馬倶楽部、馬事公苑が多く、町の至るところに馬のオブジェがあります。十和田と言えば・・・馬なのです。
②支援者限定オリジナル活動報告
支援者の方へプロジェクト終了後、子どもたちの様子やプロジェクト報告を作成したものをメールにてお送りします。

・10000円~世界で十和田だけ、華麗な女流騎士による桜流鏑馬
青森県十和田市で毎年4月下旬に開催している"桜流鏑馬"。
今年、第20回ふるさとイベント大賞の大賞(内閣総理大臣賞)受賞しました。
この十和田乗馬倶楽部様には、子どもたちのポニーライダー検定、お母さんたちの体験乗馬を通じて馬と触れ合う被災地支援事業としてバックアップを頂いています。また、毎年6月に行われる「十和田乗馬倶楽部チャリエィーフェスティバル」のイベント収益からも、このプロジェクトに寄付を頂いています。

・30000円~
青森ヒバのブックカバー(定価2300円)
ヒバが香るブックカバー。特殊加工技術が薄くしなやかなブックカバーを実現しました。日本固有の樹種「青森ヒバ」は、ヒノキ科アスナロ属の針葉樹で、木曾ヒノキ、秋田スギと並んで三大美林の一つです。青森ヒバは、香木とも言われるくらい香りが強い木で、その香りは気持ちを和らげ、落ち着きを与えるアロマ・リラクゼーション効果があります。
また、北の厳しい風雪に耐えながらゆっくり年輪を重ね、光少ない場合でも樹齢300年以上を数えるほど不思議な力を持った木なのです。

・50000円~ありがとうのメッセージ
プロジェクトが終了し、まだ余韻が残り少しの寂しさを感じる頃、福島県の子どもたち、お母さんたちから届くありがとうのメッセージ。

このプロジェクトに協力頂いた、農家さん、商店街の方々、スタッフ・・・全ての方へ届けることがその年のサマーキャンプ最後の私の役目です。

■想定されるリスク
参加者の病気やけがなどにより人数の変更、場合によっては日程の変更が生じることもございます。また、天候によりプログラムの内容が変更することもございます。そのような場合には必ず支援者の方へご報告いたします。

※このプロジェクトは「旅行業法」へ触れることの無いように、これまでのサマーキャンプも含め、参加者の方からは参加費を一切頂いておりません。すべてを皆様からの寄付により運営、無償で福島県の子どもたち、お母さんたちを招待しています。

■終わりに
最後まで、ご覧いただきましてありがとうございます。私には小さな子どもが3人います。そして、妻のおなかの中には10月に出産予定の子どもがもう1人。みんな地球の子どもじゃんでは震災後様々な活動を行ってきています。

福島県から北海道への自主避難のアテンド、自主避難の多くは母子避難であることから被災県に残る父親を子どもたちへ届けるプロジェクト、そしてこの福島の子どもたちの保養プロジェクト・・・多くの現場に立ちあった私は、すべて自分のこととして考えるのです。

多くの母と子が故郷を離れました。多くの父親がそれを見送りました。残る決断をされても不安の中過ごしている人もいます。

もし震災が、原発事故が、自分の住む土地で起きたならどうなっていただろうかと考えると、今こうして日常を過ごすことが出来ているのは、奇跡だと思うのです。

そうであるならば、私は何かをせずにはいられません。けれど一人では何もできない。このプロジェクトも多くの方の力をお借りしてここまでやってきました。それぞれの大切な人を守り、目の前の人へ少しの手を差し伸べる。それだけで世の中は明るくなると信じています。

私は、ここ十和田でそれを伝え続けます。子どもたちの笑顔、お母さんたちの笑顔、家族の幸せな時間……。そのために、どうかこのプロジェクトに参加して下さい。皆様の応援をよろしくお願いします。
(NPO法人 みんな地球の子どもじゃん)

2015年サマーキャンプでの清水目ダムオートキャンプ場での川遊び 

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