2016/09/01

9/21下北沢・東京/「藤田祐幸さんを偲ぶ会」開催のお知らせ

物理学者で長年、原発の危険性を訴え続けてこられた藤田祐幸さんが2016年7月18日にお亡くなりになりました。
私たちは藤田さんの功績やお人柄をともに振り返り、そして藤田さんからの警鐘をしっかりと胸に刻み前を向いてその意志を引き継いでいくためにも、9月21日に藤田祐幸さんを偲ぶ会を開催いたします。

「藤田祐幸さんを偲ぶ会」

とき:2016年9月21日(水) (開場18:30)開会19:00
ところ:北沢タウンホール2F
https://kitazawatownhall.jp/map.html
〒155-8666東京都世田谷区北沢2-8-18 北沢タウンホール
新宿から小田急線で急行7分、各駅停車10分「下北沢駅」下車 南口 徒歩4分
渋谷から井の頭線で急行3分、各駅停車5分「下北沢駅」下車 南口 徒歩4分

世話人:広瀬隆、広河隆一
主催:DAYS JAPAN

参加費:900円
予約申込先:電話 03-3322-4150
      ファックス 03-3322-0353
      メール kikaku@daysjapan.net
(献花は会場の都合でお断り申し上げます)
◎当日は平服でご参加賜りますようお願いいたします。


藤田さんが原発の危険性を強く意識したのは1979年、アメリカ東部ペンシルバニア州のスリーマイル原発事故がきっかけだったそうです。事故以前も物理学者として活躍し原発訴訟の勉強会などにも参加していた藤田さんは、情報公開されたスリーマイル島の事故報告を逐次読み込んでいくうちに、「原爆はひとつの都市を消滅させるけれども原発事故は悪ければ国が消滅する」ほどの危険性を抱えていることに愕然とします。

当時は日本でちょうど原発建設がラッシュだったころ。建設予定地で、多くの農業漁業従事者の
人たちが抵抗運動しているのをみて、藤田さんは「科学者として農民漁民側に立とうと意識した」とインタビューで話されていらっしゃいました。その後は一貫して、原発への警鐘を鳴らし続けてこられました。

1986年に起きたチェルノブイリ原発事故でも現地に入って調査され、日本で起きた、3.11の震災当日にはいち早くテレビに出演し、福島第一原発がメルトダウン状態にあること、これから起こる水素爆発の可能性について指摘されました。また、汚染地の子どもたちの避難の必要性を訴え続けてこられました。

いつまた大きな地震が起こるかわからないこの国で、5年半前の福島での事故を忘れたかのように原発の再稼働がどんどん進められています。大変な時期に直面している今だからこそ残された人々が藤田さんの遺志を継ぎ、これからの社会に反映していかなければならないと思っています。

偲ぶ会では、藤田さんと親交の深かった作家の広瀬隆さん、元京都大学原子炉実験所助教の小出裕章さん福島原発告訴団の武藤類子さん、弁護士の海渡雄一さん、元原子炉格納容器設計者の後藤政志さん原子力資料情報室共同代表の西尾漠さん、たんぽぽ舎放射能測定室代表の方など多くの方からお話しをいただきます。また、藤田さんのご家族も、遠く長崎県西海市雪浦からご出席いただけることになっています。

藤田さんが愛した自然豊かな雪浦での生活、そして藤田さんの素顔についてもお話いただく予定です。

ぜひお誘い合わせの上ご参加いただけますよう、お待ち申し上げております。

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