高浜5キロ圏にヨウ素剤配布へ 福井県、中部で初/福井
福井県は21日、同県高浜町の関西電力高浜原発から放射性物質が飛散する事故に備え、甲状腺被ばくを防ぐ安定ヨウ素剤の住民配布を31日から同町で始めると発表した。5キロ圏の3歳以上の7953人が対象。事前配布は九州電力の川内原発(鹿児島県)と玄海原発(佐賀県)、四国電力伊方原発(愛媛県)周辺で行われている。中部地方では初めて。
高浜原発3、4号機は再稼働に向けた新規制基準の適合審査で川内原発に次ぐ二番手に位置し、最終局面を迎えつつある。
県は関電の大飯、美浜両原発と日本原子力発電敦賀原発の5キロ圏となるおおい町、小浜市、美浜町、敦賀市の住民計約2200人への事前配布も年内を目標に調整している。
高浜町での配布は県と町が共同で実施。31日から12月17日まで、6カ所で13回にわたり配る。時間はいずれも午後7~8時半。対象者はどの会場に出向いてもよく、家族の代理出席もできる。医師が安定ヨウ素剤の効能や服用方法を説明。問診票を基に保健師、薬剤師、医師の問診を受けた対象者の3~12歳に1錠、13歳以上は2錠を渡す。アレルギー症状が出るなど「不適」と判断した人には配らない。
3歳未満は1錠でも適量を超えるため対象外とし、事故時は避難所などで薬剤師が調製した液状のヨウ素剤を服用してもらう。
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2014102190210450.html
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