福島第一原発事故後の地元を記録した映画「A2-B-C」が4~10日、福井市順化1のメトロ劇場で県内初公開される。子どもの健康に不安を抱える母親たちを描いた作品。主催者は「原発が立地する福井だからこそ多くの人に見てほしい」と来場を呼び掛ける。
複数の市民団体などでつくる「A2-B-Cを観る会」が主催。タイトルのA2やB、Cは福島県で子どもたちを対象に行われている甲状腺検査の判定結果を意味する。監督は東京在住の米国人イアン・トーマス・アッシュさん。2012年9月から13年1月まで毎月、南相馬市や伊達市で取材し、「安全」を強調する国や行政に憤る親たちの生の声を撮り続けた。
13年のグアム国際映画祭で最優秀賞を受賞するなど評価される一方、「不安をあおる」「風評被害が増える」との批判もある作品。メトロ劇場の根岸義明館主は「甲状腺検査がされていること自体を知らない人が多い。福井でも考えないといけないことがあるはず」と話す。期間中は午後6時20分から上映。一般1600円、学生500円、小学生以下は無料。(問)「観る会」=0776(21)5321
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中日新聞
2014年10月3日http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20141003/CK2014100302000013.html
福島第一原発事故後に福島の子どもたちの姿を追ったドキュメンタリー「A2―B―C」(2013年、イアン・トーマス・アッシュ監督)が4~10日、各日午後6時20分から福井市順化1丁目のメトロ劇場で上映される。
イアン監督は米国出身。00年から日本に滞在し、12年10月から4カ月間福島に通った。題名のA2、B、Cは、福島県が実施している子どもの内部被曝(ひばく)を調べる甲状腺検査の判定レベルで、Aは異常なし、A2以上は何らかの異常が見つかったことを示し、B、Cは二次検査の対象になる。県によると今年6月までに29万6026人が検査を受け(判定率99・9%)、A2は14万1063人(47・7%)、Bは2236人(0・8%)、Cは1人だった。
イアン監督は「原発の賛否両派に見てもらい、日本や地域が原子力政策について話し合うきっかけになってほしい」とコメントを寄せた。前売りは「A2―B―Cを見る会」(0776・21・5321)。大人800円(当日1600円)、中高生300円(同500円)、小学生以下無料。
朝日新聞 福井版
2014年10月3日
http://www.asahi.com/articles/ASGB14SJRGB1PGJB00V.html
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こちらにイアン監督にお話を伺ったときのレポートがあります。
スタッフブログより
http://kodomozenkoku-dairy.blogspot.jp/2014/06/a2-b-c.html
A2-B-C公式サイト
http://www.a2-b-c.com/
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