2014/10/15

水俣病に理解深める 福島で県内中学生 交流会控え研修/福島・熊本


 福島県と熊本県水俣市の中学生の交流会は31日から11月3日まで、福島市などで開かれる。福島市の県青少年会館で13日、県内の中学生対象の事前研修会が開かれ、放射線や水俣病について学んだ。 
 交流会は県PTA連合会の主催。昨年に続いて企画した。県内から38人、水俣市から24人の中学一、二年生計62人が参加する。福島市内で食品の放射性物質検査体制を学ぶほか、いわき市、広野町などを訪れ、東日本大震災からの復興状況を見学する。 
 事前研修会では、放射線の種類や内部被ばく、外部被ばくの違いについて学んだ。ドライアイスやアルコールなどを使った特殊な装置で、自然界に存在する放射線も観察した。水俣病の特徴についても学び、交流会に備えた。 

福島民報
http://www.minpo.jp/news/detail/2014101518647
2014/10/15

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福一の事故が起こったあと、水俣に学ばなくては、と思いました。国は、企業は、自治体は、医師は、裁判所はどう対応するものなのか。私たちは歴史に学んで、住民が分断されることのないように、つながって道を開いていきたいと願いました。残念ながら、同じことがくり返され、むしろ、原子力が関わる分だけよけいに海外からの注目も大きく、非常に密接に関わって、解決までの道すら見通すことができません。

県P連が企画したということですが、なぜ、熊本へ行くのではなく、福島へ呼ぶのでしょう。現地だから学べることは多いかもしれませんが、通常の被ばくのリスクや他の懸念されることを上まわるような現地学習が用意されているのか…どこで、何を学ぶのか、そこが重要だと思います。福島市、いわき市、広野町で、検査体制と復興の様子を、というだけでは、リスクをおかしても中学生を学ばせる意義があるとは思えないのですが。

福島県へ修学旅行など呼びたい県に対して、どのような考え方で対処していくのか、各自治体の教育行政には考えていただきたいですし、住民からの声を届けていく必要はあるのだと思います。

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