日光など3市で出荷制限一部解除 原木生シイタケ/栃木
東京電力福島第一原発事故後、県産の原木生シイタケの出荷が制限されている問題で、国は二十四日、新たに日光、那須塩原、鹿沼の三市で施設栽培する計七農家の出荷制限を解除した。日光と那須塩原で解除されたのは初めて。
内訳は日光、那須塩原両市で各一農家、鹿沼市で五農家。県によると、解除数は露地、施設栽培合わせて六市町の十六農家となった。
県は原発事故後、原木の放射性物質検査などを盛り込んだ、生産工程管理基準を策定。原木生シイタケの出荷再開を目指す各農家に、基準を周知してきた。
今回、出荷できるようになった七農家は、この基準を満たした方法でシイタケを生産。八~九月の放射性物質検査では、七農家から採取された四十六の検体全てが不検出となり、国の基準(一キログラム当たり一〇〇ベクレル)を大きく下回った。
県によると、二十七日現在、県内の百以上のシイタケ農家が出荷制限の解除を目指し、放射性物質に汚染されていない原木を使った生産に取り組んでいるとみられる。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20141028/CK2014102802000158.html
2014年10月28日
東京新聞
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