2015年3月26日 朝日新聞アピタル
http://apital.asahi.com/article/news/2015032600027.html
山形大学と県は24日、県内30地点で実施した土壌中の放射性物質調査の結果を公表した。今年度の最高値は尾花沢市市野々と天童市田麦野で、1キロあたり約440ベクレルのセシウムが検出された。県は「健康に影響しない数値」としているが、前年度より数値が増えている地点もあり、調査を継続する予定だ。
東京電力福島第一原発事故で拡散した放射性物質の影響を確認するのが調査の目的で、2012年度から始めた。今年度の調査地点は30カ所。県内各地の地表から深さ5センチまでの放射性セシウムの平均濃度は、村山地区が最も高く153ベクレル。置賜地区は59ベクレル、最上地区が55ベクレル、庄内地区ではほとんど検出されなかった。
経年変化を見ると、前年度最高値の690ベクレルだった山形市松原が166ベクレルとなるなど、ほとんどの地点で数値が下がっているが、一部の地域で上昇している。
特にトップの尾花沢市市野々と天童市田麦野は、前回調査の数値に比べて、それぞれ3・4倍、1・8倍の増加。土壌を分析した桜井敬久・山形大教授は「くぼ地に雪や水が集まるなどの集積効果で、放射性物質が蓄積した可能性がある」と話す。
調査地点と数値は県のホームページで公表している。
(朝日新聞 2015年3月25日掲載)
(県によるリリースは、こちら↓)
http://www.pref.yamagata.jp/pickup/interview/pressrelease/2015/03/23141215/press_file01.pdf
<以下、該当部分のみ抜粋>
土壌環境放射性物質調査(山形大学との共同調査)
(1) 調査概要 ア 調査地点
平成 24 年度から平成 25 年度にかけて学校のグラウンドや公園の広場等で調査を実施した 233 地点から、濃度や地域バランス等を考慮して、平成 26 年度も継続して調査する地点として 絞り込み、30 地点とした。
イ 調査内容
・ 地表~5cm、5~10cmの土壌の放射性物質濃度(放射性ヨウ素(ヨウ素 131)、放射性セシウ
ム(セシウム 134、セシウム 137))の測定
・ 土壌採取地点の空間放射線量率の測定
(2) 結果概要 ア 土壌
・ 放射性ヨウ素(ヨウ素 131)全地点において不検出 ・ 放射性セシウム
セシウム 134+137 :地表~ 5cm、不検出~440Bq/kg 乾土※ : 5 ~10cm、不検出~234Bq/kg 乾土※
※ 乾土:含水率が異なると測定値の正しい比較ができないことから、乾燥処理して から測定を行っております。
イ 空間放射線量率( Sv/h 地上 50cm 及び 1m)
地上50cm: 0.04~0.11 Sv/h 地上 1m: 0.04~0.12 Sv/h
<参考> 国際放射線防護委員会(ICRP)の一般住民の放射線被ばくの安全基準 : 年間1ミリシーベルト ( = 0.19 Sv/h)以下
(1) 調査概要 ア 調査地点
平成 24 年度から平成 25 年度にかけて学校のグラウンドや公園の広場等で調査を実施した 233 地点から、濃度や地域バランス等を考慮して、平成 26 年度も継続して調査する地点として 絞り込み、30 地点とした。
イ 調査内容
・ 地表~5cm、5~10cmの土壌の放射性物質濃度(放射性ヨウ素(ヨウ素 131)、放射性セシウ
ム(セシウム 134、セシウム 137))の測定
・ 土壌採取地点の空間放射線量率の測定
(2) 結果概要 ア 土壌
・ 放射性ヨウ素(ヨウ素 131)全地点において不検出 ・ 放射性セシウム
セシウム 134+137 :地表~ 5cm、不検出~440Bq/kg 乾土※ : 5 ~10cm、不検出~234Bq/kg 乾土※
※ 乾土:含水率が異なると測定値の正しい比較ができないことから、乾燥処理して から測定を行っております。
イ 空間放射線量率( Sv/h 地上 50cm 及び 1m)
地上50cm: 0.04~0.11 Sv/h 地上 1m: 0.04~0.12 Sv/h
<参考> 国際放射線防護委員会(ICRP)の一般住民の放射線被ばくの安全基準 : 年間1ミリシーベルト ( = 0.19 Sv/h)以下
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