2015/03/13

神奈川/19日まで 横須賀の放射能汚染 忘れないで 市民団体がパネル展


    
2015年3月13日 東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20150313/CK2015031302000144.html


東日本大震災に伴う東京電力福島第一原発事故で、横須賀でも放射能汚染の不安にさいなまれたことを伝えるパネル展「3・11 横須賀は被ばくした」が、横須賀市本町の市民活動サポートセンターで開かれている。十九日まで。
 
同市で内部被ばくや学校給食の問題に取り組む市民グループ「横須賀の学校教職員・子どもを守りたい」の主催。学校の汚染問題を中心に、約百五十点を展示した。市内の小学校での除染や汚染土の処理の実態、市教育委員会が保護者に出した校庭の放射線量調査のお知らせ、学校給食の食材と調理後の両方の放射性物資濃度を測定する「横須賀方式」などを、写真や資料を通じて伝えている。

同市にある県最終処分場への被災地の漁網受け入れ問題も取り上げた。県が突然、震災廃棄物の受け入れを表明し、地元の反発を受けて漁網の処理に方針転換したものの、住民の意向調査で反対を決めた経緯を紹介。福島から離れた横須賀でも、原発事故の影響を大きく受けたことを振り返っている。

高校一年生と小学四年生の二児の母でもある中井美和子代表(40)は「原発事故から四年たち、放射能問題が忘れられつつある気がする。生き証人の母親たちが黙っていてはいけない」と話した。





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