2015/03/27

海底土から放射性物質取り込まず 魚の飼育実験、汚染想定

海底土から放射性物質取り込まず 
魚の飼育実験、汚染想定
2015/03/26 北海道新聞

http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/science/science/1-0116105.html

東京電力福島第1原発事故後の福島県沖の状況を想定した魚の飼育実験で、汚染した海底の土から直接、魚に放射性物質が移行することはほとんどなかったとの研究結果を横浜市にある水産総合研究センター中央水産研究所のグループが26日までにまとめた。27日から東京海洋大(東京都港区)で開かれる日本水産学会の大会で発表する。


グループは今後、餌の生物を通じて魚がどの程度セシウムを取り込むか調べる必要があるとしている。


実験は福島県いわき市の水族館「アクアマリンふくしま」で実施。



放射性物質、土から魚に移らず 
福島の水族館で実験
2015年3月27日  沖縄タイムス
https://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=109049

東京電力福島第1原発事故後の福島県沖の状況を想定した魚の飼育実験で、汚染した海底の土から直接、魚に放射性物質が移行することはほとんどなかったとの研究結果を横浜市にある水産総合研究センター中央水産研究所のグループが26日までにまとめた。27日から東京海洋大(東京都港区)で開かれる日本水産学会の大会で発表する。

実験は福島県いわき市の水族館「アクアマリンふくしま」で実施。第1原発近くの海底で採取した放射性セシウム濃度が1キログラム当たり400ベクレル程度の土と、いわき市四倉沖の同100ベクレル程度の土を二つの水槽にそれぞれ敷き詰め、いわき市沖の海水でヒラメ約80匹とクロダイ約200匹を約50日間飼育した。餌はセシウムを含まない配合飼料を与えた。

その結果、ヒラメのセシウム濃度は1キログラム当たり0・5~2・5ベクレル、クロダイは同1ベクレル以下で、土から魚にほとんど取り込まれなかった。(共同通信)



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