2015/03/26

福島/ 「帰還意向」46% 小高区住民調査

(元のデータは南相馬市HPにも見当たらないが、記事をきちんと読むとわかるのは、「戻る」は20.2%、「戻らない」は28.8%なのだから、単純に比較しても、戻らないと考えている人のほうが多いとわかります。「条件が整えば」という人は、「整わなければ戻らない」のです。「帰還意向」46%だけを見ると印象がちがいます。子ども全国ネット)

2015/03/26 福島民報
https://www.minpo.jp/news/detail/2015032621774

南相馬市は25日、東京電力福島第一原発事故の避難指示区域となっている同市小高区の住民を対象に実施した帰還などに関する意向調査の結果を発表した。地元に「戻る」と「条件が整えば戻る」とした回答は合わせて46.6%となり、「戻らない」の28.8%を大きく上回った。

「戻る」は20.2%、「条件が整えば戻る」は26.4%だった。帰還を希望する回答者は50代以上が多く、49歳以下は市外での生活を希望する傾向が見られた。「戻る」とした回答者が挙げた帰還時期は「すぐ戻る」が50.7%、「3年以内」が34.5%、「5年以内」が6.3%となった。

「条件が整えば戻る」とした回答者に、その条件を聞いたところ「日常生活に必要な環境が十分整ったら」が34.1%で最も多く、「自宅の修復や清掃が終わったら」が28.5%、「空間線量が下がったら」が23.9%で続いた。市外での生活を選んだ理由は、「放射能汚染が不安」が17.7%で最多。「商業施設などが元に戻りそうにない」が14.2%、「廃炉の見通しが立っていない」が13.9%などだった。

調査は1月から今月にかけて、小高区に住民登録をしている全世帯3426世帯を対象に行い、2541世帯から回答があった。回収率は74.2%。



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