2015.3.25 産経新聞
http://www.sankei.com/world/news/150325/wor1503250006-n1.html
台湾食品衛生当局は24日、日本から輸入された即席麺や飲料、調味料などの検査で、東京電力福島第1原発事故後に輸入を禁じている福島、茨城、群馬、栃木、千葉の5県産の食品が見つかったと発表した。放射線は検出されていないとみられるが、当該食品を扱っている日系百貨店などに回収を命じたという。
当局によると、今月19~21日の検査で3千種類の加工食品のうち283種類で、実際は5県でつくられたのに他府県産だとする中国語のラベルが貼られている商品が見つかった。詐欺などに当たる可能性もあり、警察当局も調べているという。
問題が指摘されたのは、日本では市場で流通している食品大手の商品が大半を占める。日本側は台湾に、5県からの禁輸措置を解くよう求めている。
台湾 日本食品回収で買い控え心配する声も
3月25日 NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150325/k10010027821000.html
台湾の当局が、東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて、輸入停止の対象としている5つの県で生産された可能性のある日本の食品などの回収を求めたのに対し、販売する小売店などからは、消費者の買い控えを心配する声も出ています。
台湾の衛生当局は24日、日本から輸入されたカップ入り麺などの加工食品を今月、検査したところ、輸入停止の対象としている福島、茨城、栃木、群馬、千葉の5つの県で生産された可能性のある294品目の商品が見つかり、業者に回収を求めたと発表しました。
これまでの検査では、放射性物質は検出されていないということですが、当局の発表を受けて、台湾では、売り場から撤去される動きが広がっています。
このうち、台北市内の小売店では、日本から輸入されたおよそ80種類の食品が、すでに棚から取り除かれていました。買い物客の中には「日本の食品を信頼しています」と話す人がいる一方で、「家族には日本の食品をしばらく買わないように言いました」という声が聞かれました。台湾は、日本の食品や農林水産物の人気が高く、アメリカ、香港に次いで日本から食品などを輸入していますが、東京電力福島第一原子力発電所の事故のあと、消費者の一部には安全性への懸念が根強く残っています。
今回の当局の発表に対し、日本の食品を販売する小売店などからは、消費者の買い控えを心配する声も出ています。
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