2016年9月3日 福島民報
https://www.minpo.jp/news/detail/2016090334274
本県漁業の主力魚種であるヒラメの試験操業が2日始まった。漁の再開は東京電力福島第一原発事故後、5年半ぶり。東日本大震災前に「常磐もの」として高値で取引された人気の魚が水揚げされ、関係者が漁業再興に向けて期待を膨らませた。
試験操業には休漁期を経て底引き網漁を再開した相馬双葉、いわき市、小名浜機船底曳網各漁協の漁船計47隻が臨んだ。このうち、いわき市の久之浜漁港などから出た5隻が約13・7キロを漁獲し、水揚げした。
いわき市漁協の江川章組合長(69)は「量はまだ少ないが、水揚げできてうれしい。本操業の再開へ一歩ずつ前進していきたい」と語った。
ヒラメは小名浜魚市場に運び込まれ、放射性物質検査を受けた。検出下限値未満だったため、県内の市場に出荷された。3日朝に競りにかけられる予定。
0 件のコメント:
コメントを投稿