2014/12/31

【メルマガ】子ども全国ネット通信 No.16 2014.12.31

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   子ども全国ネット通信 No.16
 〜子どもたちを放射能から守る
    全国ネットワーク〜
                 **2014.12.31**
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12月28日、福島県南相馬市の特定避難勧奨地点が強制解除されました。その前の26日、朝早く南相馬や避難地から出てこられた住民の皆さんが、指定解除の撤回を要求。しかし、その必死の声は届かず。昼の集会で、「これからどう生活していったらいいのか」と涙ながらに語った女性の、高校生の娘さんが夜の抗議集会でマイクを持ちました。そのときの言葉が、胸に刺さっています。「子どもでも、わかります!」。彼女から見ても、政府の言動は大人気ないと。解除を決定した人の気持ちは? いったい、何を大事と思っているのか? あきらめずに、そこから対話を始めなければ。
(冒頭に運営チームによるリレーメッセージをお送りしています。今回は、千葉で「守る会」等の活動をしつつ、仕事では全国、いえ海外へも飛び回る吉度日央里さんです)

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■12/13 学びカフェ「関東の汚染を考える」
測定について塙章さんのお話を聞いて話し合いました。
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第3回の学びカフェは、同位体研究所の塙章さんに測定についてのお話を伺いました。その後、質問に答えていただきながら、子どもみらい測定所の石丸偉丈さんと子ども全国ネットスタッフとで参加者をまじえつつ、意見交換も行いました。企業として測定を受注し数多く取り組んできたからこそわかる実態と、市民測定所ならではの視点や役割と、一般の市民としての素朴な疑問を出し合い、やりとりする中で、あらためて今後も測定し続けていくしかない現実を強く認識しました。
3回の学びカフェは、参加者同士話し合う場も、全体で共有する場も含め、有意義な時間を過ごすことができました。春以降もまた継続できるよう、これまでアンケート等でいただいた意見も加えながら、検討していきます。


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■子どもたちの健診についての情報に注目!
パブリックコメントもスタートしています。
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12/18の環境省専門家会議は、なんと市民の傍聴も閉め出した状態で開催。(その件については、http://goo.gl/VMdb40 http://goo.gl/tLUSs7 にまとめています)そしてその会議で出された内容は、「『生涯見守り』から『疫学研究へ』〜甲状腺検査見直し提言」(OurPlanetTV)というひどいものでした。子どもたちの将来にわたる健康のための健診ではなく、突然「コポート研究」などという言葉をもちだし、研究調査としての検診へとすりかえる内容だというのです。もちろん、この会議に課せられていた子ども・被災者支援法にもとづく「福島県以外での健診」の検討など「必要ない」の一点張りです。
http://goo.gl/vFiuaF
ここで出された内容についてパブコメもスタートしています。黙っているわけにはいきません。多くの声を届けましょう。
http://goo.gl/besjrV


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■第1回第2回学びカフェ、過去のアースダイアログなど
YouTubeにて公開しています〜!
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秋以降、USTREAMの条件変更に伴って、過去のアースダイアログの映像などを整理して、すべてYoutubeにアップし、今回公開しました。また、学びカフェの内容もアップしています。とりわけ、子どもたちの健康影響を考えているお母さんたちには、第2回学びカフェの内容はとてもオススメです。お正月などお時間のある時にぜひご覧ください。また、チャンネル登録しておくと、新規動画が加わった時にお知らせメールが届きます。どうぞご活用ください。
http://goo.gl/Ixs0LE
子ども全国ネットYouTube:http://goo.gl/n8GVwN


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■12月のピックアップ5
〜健診・健康調査を中心に〜
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放射能から子どもを守るというテーマにもとづいて集めたニュースを常に情報ブログにアップしています。平均して日に2〜3件ですが、一部、子ども全国ネット運営スタッフの見解も加えながら公開。この情報ブログの中から、ぜひ読んでほしい記事を5つずつ、毎回紹介していきます。今回は、最近の健診や健康調査に関するニュースから。

12/12 被ばく健康調査助成 市町村格差に不満 ゼロから全額まで /茨城
http://goo.gl/gosZvZ

12/18 環境省第14回専門家会議に向けての記者会見・抗議行動報告
http://goo.gl/cRCDdK

12/18 12/18 環境省第14回専門家会議「中間取りまとめ」の内容は?
http://goo.gl/1aZelX

12/24「がん・疑い」4人 福島県民甲状腺検査2巡目/福島
http://goo.gl/XS63A2

12/28【ママレボ通信より】「福島県民健康調査と体調に関するアンケート」結果
http://goo.gl/UCiME3

◆―――編集後記―――――――――――◆
2014年もきょうで終わり…みなさんどんな1年だったでしょうか。事故から3年を過ぎ、どんどん過去のものにされていく中で、放射性物質の存在も、それに対する不安も、健康影響も、ますます見えにくくなってきた1年。離れていく仲間もいたでしょうし、発言や行動をやめてしまった人もいたでしょう。考えてみれば、突っ走ってきた3年…そのまま続けるのはむずかしかったんですよね。ここで一度、いろいろな問題の棚卸しをして、私たちは長距離ランナーになったほうがいいのだと痛感した1年でした。2012年1月の世界会議でお会いしたベラルーシの男性は、チェルノブイリ原発事故の際に9歳だったそうです。その時、自分の父親が放射能から子どもを守ろうと活動始めた、今は自分も2人の子の父親になり、子どもたちの祖父である父と共に活動をしている、と語ってくれました。あらためて彼の話を思い出しながら、「休んでもいいからやめない、あきらめない」とあの時自分が呼びかけた言葉を何度も何度もくり返しています。この1年、ありがとうございました。みなさんにとって来る年がよい年でありますように。(ito)

◆―――発行者情報――――――――――◆
【発行者】NPO子ども全国ネット 事務局
【連絡先】info@kodomozenkoku.com
【HP】http://kodomozenkoku.com/
※アドレスの変更・登録解除はinfo宛に連絡を!
◆――――――――――――――――――◆


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【パブコメ】1/21〆切 環境省専門家会議に意見を送ろう!


[下記サイトにて募集がスタートしています。〆切は1月21日(水)です。

詳細は下記サイトにありますので、中間とりまとめふまえた当面の施策の方向性(案)についての意見を送りましょう。
http://www.env.go.jp/press/100098.html

情報ブログでは、12月18日に開催された専門家会議について、下記のようにまとめています。
http://kodomozenkoku-news.blogspot.jp/2014/12/1218-14_20.html

2000字以内でフォームより送信するか、郵送もしくはFAXで送ることができます。メール送信の場合は、こちらから送信できます。

http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=195140066&Mode=0

以下詳細をコピーしておきます。

「東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う住民の健康管理のあり方に関する専門家会議の中間取りまとめを踏まえた環境省における当面の施策の方向性(案)」に関する意見募集(パブリックコメント)について

環境省総合環境政策局環境保健部に設置した「東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う住民の健康管理のあり方に関する専門家会議」(以下「専門家会議」という。)は、現時点における議論の中間的な取りまとめを行いました。
今般、環境省においては、この中間取りまとめを踏まえた「当面の施策の方向性(案)」を作成しましたので、本案について広く国民の皆様から御意見をお聴きするため、平成26年12月22日から平成27年1月21日までインターネット、郵送及びFAXにより御意見を募集します。
1 背景
平成24年6月に「東京電力原子力事故により被災した子どもをはじめとする住民等の生活を守り支えるための被災者の生活支援等に関する施策の推進に関する法律」(平成24年6月27日法律第48号)が成立し、その第13条において、国は放射線による健康への影響に関する調査等に関し必要な施策を講ずることとされました。また、同法第5条第1項の規定に基づいて「被災者生活支援等施策の推進に関する基本的な方針」(平成25年10月11日閣議決定)が策定され、その中で同法第13条に関し「3 被災者への支援」の「(13) 放射線による健康への影響調査、医療の提供等」に係る具体的取組として「新たに有識者会議を開催し、福島近隣県を含め、事故後の健康管理の現状や課題を把握し、今後の支援の在り方を検討」することとされました。
これらの状況を踏まえ、被ばく線量把握・評価、健康管理、医療に関する施策の在り方等を専門的な観点から検討するため、平成25年11月に専門家会議が設置され、計14回の議論が行われました。
今般、専門家会議において、議論の中間的な取りまとめが行われたところであり、環境省においては、この中間取りまとめを踏まえた「当面の施策の方向性(案)」を作成し、今後の施策に取り組んでいく予定です。
つきましては、本案について、広く国民の皆様から御意見をお聞きするため、パブリックコメントを実施します。
2 意見募集対象
「東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う住民の健康管理のあり方に関する専門家会議の中間取りまとめを踏まえた環境省における当面の施策の方向性(案)」
3 関係する資料の入手方法
(1)電子政府の総合窓口
(2)窓口での配布
環境省総合環境政策局環境保健部放射線健康管理担当参事官室
(東京都千代田区霞が関1-2-2中央合同庁舎第5号館19階)
4 募集要項
(1)募集期間
平成26年12月22日(月)から平成27年1月21日(水)まで
(郵送の場合は、平成27年1月19日(月)必着となりますのでご注意ください。)
(2)意見の提出方法
インターネット(http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public)により提出いただくか、記入要領にならい御記入の上、郵送又はFAXにより下記のいずれかの提出先まで御提出ください。ただし、郵送の場合は封筒に赤字で、FAXの場合は題名に「「東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う住民の健康管理のあり方に関する専門家会議の中間取りまとめを踏まえた環境省における当面の施策の方向性(案)」に関する意見」と記載してください。
なお、提出の意見は、日本語に限ります。また、上記以外の方法(電話等)による御意見は受け付けかねますのであらかじめ御了承ください。
 【記入要領】
 [宛先]環境省総合環境政策局環境保健部放射線健康管理担当参事官室 健康管理担当
 [件名]「東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う住民の健康管理のあり方に関する専門家会議の中間取りまとめを踏まえた環境省における当面の施策の方向性(案)」に関する意見
 [郵便番号]
 [住所]
 [氏名] (企業・団体の場合は、企業・団体名、部署名及び担当者名。個人の場合は、職業等記入してください。)
 [電話番号]
 [FAX番号]
 [電子メールアドレス]
 [意見]
  ・該当箇所
  ・意見内容
  ・理由
 【提出先】
 〒100-8975 東京都千代田区霞が関1-2-2
    環境省総合環境政策局環境保健部放射線健康管理担当参事官室 健康管理担当
    (FAX:03-3581-3368)
(3)意見の取扱い
皆様からいただいた御意見につきましては、今後の施策を進める上での参考とさせていただきます。なお、いただいた御意見についての個別の回答はいたしかねますので、あらかじめその旨御了承ください。
提出いただきました御意見につきましては、郵便番号、住所、氏名、電話番号、ファックス番号及び電子メールアドレスを除き、全て公開される可能性があることをあらかじめ御承知おきください。ただし、御意見中に個人に関する情報であって特定の個人を識別しうる記述がある場合及び個人・法人等の財産権等を害するおそれがあると判断される場合には、公表の際に当該箇所を伏せさせていただきます。
御意見に附記された氏名、連絡先等の個人情報につきましては、適正に管理し、御意見の内容に不明な点があった場合等の連絡・確認といった本案に対する意見公募に関する業務にのみ利用させていただきます。
(注)「東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う住民の健康管理のあり方に関する専門家会議 中間取りまとめ」及び参考文献については、近日中に専門家会議の会議資料とともに、環境省のホームページに掲載する予定です。

添付資料




2014/12/30

【動画配信】子ども全国ネット関連動画をチェック!

これまでのネットワークミーティングやイベント、学びカフェなどの動画を
まとめてアップしています。

子ども全国ネットYouTube 
https://www.youtube.com/channel/UCwkgAmShQL4yHZheQyHjM4A

ぜひチャンネル登録して、最新情報をチェックしてくださいね。

また、これまでの動画をご覧になる場合は、
再生リストから見ていただくのがわかりやすいと思います。
https://www.youtube.com/channel/UCwkgAmShQL4yHZheQyHjM4A/playlists











とくに、秋に連続開催した学びカフェのトークはおすすめです。
第1回の白石草さん(OurPlanetTV)のウクライナの保養の様子
https://www.youtube.com/playlist?list=PLjAYVbeUKosumLyWhqGN-5LjjCWs1NUoI












第2回の牛山元美先生(相模原病院)の健康影響や健診のおはなしは
https://www.youtube.com/playlist?list=PLjAYVbeUKost5LChFyVedqrhdCOsqafVj











ぜひ、子どもを守ろうと思うお母さんには見ていただきたい内容です。

過去のアースダイアログ等も興味深い講師のトークがいっぱいです。
12月の学びカフェもまもなくアップ予定です。








【食品の汚染を伝えるメルマガ2】フクシマンの福島リポート

「マダムトモコの厚労日報ダイジェスト」同様、メルマガで福島県内の食品の測定データを発信してくれているのが、「フクシマンの福島リポート」。こちらも下記サイトより登録可能です。

ameblo.jp/masa219koro/

12月9日に福島県より発表された「農林水産物緊急時モニタリング検査結果」によりますと、
郡山市、二本松市、矢祭町などで、農産物106検体について放射性セシウムの検査が行われました。
その結果、国の定めた基準値100Bq/kgを超える数値が検出された検体はありませんでした。
全体の約18%に当たる19件から、検出下限値を超えた数値が検出されました。主な数値は次の通りです。

郡山市日和田町産のダイズ9件中の3件から
4.4Bq/kg~38.2Bq/kg

郡山市熱海町産のダイズ3件中の1件から
5.4Bq/kg

郡山市富久山町産のダイズ2件中の1件から
3.7Bq/kg

広野町産のダイズ2件から
7.1Bq/kg、
8.0Bq/kg

川内村産のダイズ1件から
4.8Bq/kg

相馬市産のダイズ13件中の6件から
5.3Bq/kg~12.3Bq/kg

二本松市産のアズキ2件から
24.1Bq/kg、6.3Bq/kg

二本松市産のダイズ2件中の1件から
18.0Bq/kg

白河市表郷産のダイズ1件から
4.0Bq/kg

福島市産のダイズ1件から
4.2Bq/kg
でした。

つづきまして、12月10日に福島県より発表された「農林水産物緊急時モニタリング検査結果」によりますと、
いわき市、田村市、北塩原村などで、水産物や畜産物など165検体について放射性セシウムの検査が行われました。
その結果、国の定めた基準値100Bq/kgを超える数値が検出された検体は次の2件でした。

大熊町産のキツネメバル1件から
232.7Bq/kg

大熊町産のシロメバル1件から
170.9Bq/kg

残りの163検体の約13%に当たる21件から、検出下限値を超えた数値が検出されました。主な数値は次の通りです。

いわき市産のイシガレイ3件中の1件から
36.9Bq/kg

いわき市産のアイナメ3件中の2件から
12.2Bq/kg
10.1Bq/kg

いわき市産のコモンカスベ5件中の4件から
11.7Bq/kg~36.4Bq/kg

いわき市産のキツネメバル1件から
26Bq/kg

いわき市産のシロメバル1件から
33.01Bq/kg

いわき市産のチダイ3件中の1件から
14.4Bq/kg

いわき市産のクロダイ1件から
15.2Bq/kg

いわき市産のマコガレイ1件から
7.99Bq/kg~12.1Bq/kg

北塩原村産のイワナ4件中の2件から
9.17Bq/kg
7.06Bq/kg
でした。

続きまして12月12日に福島県より発表された「農林水産物緊急時モニタリング検査結果」によりますと、
郡山市、須賀川市、古殿町などで、農産物や畜産物など94検体について放射性セシウムの検査が行われました。
その結果、国の定めた基準値100Bq/kgを超える数値が検出された検体はありませんでした。
全体のの163検体の約4%に当たる3件から、検出下限値を超えた数値が検出されました。主な数値は次の通りです。

下郷町産の施設栽培の原木シイタケ1件から
23.7Bq/kg

本宮市産の施設栽培の原木シイタケ2件から
5.7Bq/kg、5.0Bq/kg

檜枝岐村産の施設栽培の菌床マイタケ1件から
5.2Bq/kg
でした。

以上、福島県発表「農林水産物緊急時モニタリング検査結果」の要約でした。

詳しくお知りになりたい方は、福島県のHPより「ふくしま新発売」、厚生労働省 および、 郡山市のHPより「食品中の放射性物質の検査結果について」をご覧ください。

※過去の動画が見たい方は、こちらへ・・・
「4年目のホットスポット ~通学路編~」
http://www.youtube.com/watch?v=aP4JkpSyrqY

「4年目のホットスポット ~フクシマの公園編~」
https://www.youtube.com/watch?v=EzZTOZAt3vQ

「フクシマの桃源郷 花見山 放射能測定」
http://www.youtube.com/watch?v=z_epBHwjdxY&sns=em


※現在厚労省ダイジェスト福島県版は、ココラジ(郡山市のコミュニティーラジオ)で放送中の、「放射性物質検査結果報告」の放送原稿をお借りして、投稿させていただいています。
ココラジ(FM79.1Mz)の、「放射性物質検査結果報告(厚労省ダイジェスト・ラジオ版)」の放送時間は、

毎週「月曜~金曜」
の、
「午後16時40分」
になります。

参照:http://www.kocofm.jp/
※スマホやパソコンから全国での視聴も可能です。

※過去のダイジェストが見たい方は、こちらへ…
http://ameblo.jp/masa219koro/
(アメブロにアドレスから入れない方は、タイトル「フクシマンの福島リポート」で検索してみて下さい)

※映像版のホームページもあります。
http://fukushiman.jimdo.com/

※アドレスは配信専用のアカウントです。
みなさまからのご意見、ご質問は
masa219koro@yahoo.co.jp
へお願いいたします。


(福島県 フクシマン・マサ)



【食品の汚染を伝えるメルマガ1】マダムトモコの厚労日報ダイジェスト

放射性物質も放射線も目に見えない…だから測定して「見える化」するしかありません。各都道府県などで測定したデータは、厚労省のHPで公開されています。
厚労省HP http://www.mhlw.go.jp/










報道・広報へ進むと、月別に並んでいて、日付ごとに、見出し一覧が並んでいます。











現在は月に4回程度にまとめて発表されています。
「食品中の放射性物質の検査結果について(第ーー報) (東京電力福島原子力発電所事故関連)」
となっていますので、該当する中から選んで、開くと、概要が説明されています。















そして、それぞれのPDFをあけて初めて、データをみることができます。













なかなか大変な作業ですね。普段の生活のなかでここまでチェックするのは並大抵のことではありません。厚労省も、もっと見やすい工夫をしてくれたらと思いますが。

そこで、もうご存じの方も多いと思いますが、「マダムトモコの厚労日報ダイジェスト」(メルマガ)をご紹介します。こうした作業を「世田谷こども守る会」の母親たちが、日々の仕事や子育てのかたわらで、チームで手分けして準備を行い、メルマガの形で発行し続けてくれています。(しかもボランティア…)

厚労省の検査対象となっているのは東日本を中心とした17都県(タラのみ北海道も対象)ですが、どんな地域で、どんな食品から汚染が見つかっているのかを知ることで、ふだんの生活で気をつけるべき食品のものさしを見つけることができます。

メルマガとして受信できるので、放射性物質のことはもううっかり忘れそうになっている方にもオススメです。

マダムトモコの厚労日報ダイジェスト
(こちらから購読申込みもできます)

今回届いた内容は以下の通りです。
文中のGeというのはゲルマニウム半導体検出器を用いているという意味、
ピンクが基準値(一般食品で1kgあたり100ベクレル)超過、
が検出、
は不検出です。
不検出の際の測定下限値も「--未満」として記載されているので、参考にしてください。


厚労省日報ダイジェスト
11月5日(第903報)

※野生のキノコ(灰色シメジ、クリタケ、チャナメツムタケ)に注意!※基準値超過が見つかっています。長野県佐久市では1000Bq/kgを超える検体2点報告されました。内訳は①(Cs134)297Bq/kg(Cs137)918Bq/kg 合計1215Bq/kg、 ②(Cs134)340Bq/kg(Cs137)1110Bq/kg 合計1450Bq/kgとなっています。

また、この日は各地で比較的多くの種類の栽培キノコ類の測定結果も報告され、ナメコから検出されている例も多く見られました

世田谷こども守る会
事務局 堀


  • <全国自治体の検査結果>
    ※ 基準値超過(9件)
    No.1411,1412 :長野県産チャナメツムタケ(Cs:1200,1500 Bq/kg)
    No.2527,2534,2536,2537 :宮城県産イノシシ肉(Cs:190,250,140,250 Bq/kg)
    No.4441 :宮城県産灰色シメジ(Cs:530 Bq/kg)
    No.5745 :新潟県産クリタケ(Cs:140 Bq/kg)
    No.5746 :新潟県産チャナメツムタケ(Cs:280 Bq/kg)

    【水産物】
    北海道・マダラ7検体 うち1件 3.2Bq/kg
    青森県・マダラ5検体 うち2件 0.63および0.5Bq/kg
    岩手県・マダラ6検体 うち1件 1.8Bq/kg
    宮城県・マダラ3検体 いずれもGe6.9~8.3Bq/kg未満
    茨城県・マダラ6検体 うち5件 1.6~12Bq/kg

    宮城県・スズキ10検体 うち2件 3.4および5.3Bq/kg
    茨城県・スズキ9検体 うち7件 1.9~34Bq/kg
    千葉県(東京湾)・スズキ Ge1.1Bq/kg未満

    青森県・ヒラメ5検体 うち1件 0.67Bq/kg
    岩手県・ヒラメ7検体 いずれもGe7.6~14Bq/kg未満
    宮城県・ヒラメ2検体 うち1件 7Bq/kg
    茨城県・ヒラメ6検体 うち3件 1.9~3.2Bq/kg
    千葉県沖・ヒラメ Ge1.1Bq/kg未満

    北海道・その他海産物39検体 いずれもGe0.71~9.4Bq/kg未満
    青森県・その他海産物5検体 いずれもGe0.73~12Bq/kg未満
    岩手県・その他海産物85検体 いずれもGe0.62~NaI 20Bq/kg未満
    宮城県・その他海産物4検体 いずれもGe2.7~9Bq/kg未満
    茨城県・その他海産物3検体 いずれもGe0.9~9.4Bq/kg未満
    千葉県沖・ブリ Ge1.1Bq/kg未満
    神奈川県・イナダ Ge1.7Bq/kg未満

    岩手県・ウグイ11検体 うち6件 3.9~11Bq/kg
    岩手県奥洲市・ヤマメ 6.9Bq/kg
    茨城県霞ヶ浦・ギンブナ3検体 いずれも21~30Bq/kg
    埼玉県三郷市(利根川)・ウナギ 34Bq/kg
    千葉県市川市(江戸川)・ニホンウナギ 4.4Bq/kg
    東京都江戸川区・ウナギ5検体 うち1件 7.5Bq/kg

    【農産物】
    岩手県二戸市・野生ブリハナタケ Ge8.4Bq/kg未満
    宮城県栗原市・野生ハイイロシメジ 基準値超過(530Bq/kg)
    山形県尾花沢市・野生ナメコ 24Bq/kg
    新潟県湯沢町・野生キノコ類14検体 うち2件基準値超過(140および280Bq/kg)
     他10件 8.3~79Bq/kg
    新潟県五泉市・野生クリタケ 3.8Bq/kg
    長野県佐久市・野生チャナメツムタケ2検体 基準値超過(1200および1500Bq/kg)
    山梨県・野生キノコ類10検体 うち9件 7.7~94Bq/kg

    青森県・流通品コメ(玄米) Ge7.0Bq/kg未満
    秋田県・流通品コメ(玄米) Ge8.7Bq/kg未満
    岩手県・流通品コメ Ge1.8および7.3Bq/kg未満
    宮城県・流通品コメ(玄米) Ge7.7Bq/kg未満
    山形県・流通品コメ2検体 Ge6.5および7.6Bq/kg未満
    新潟県・流通品コメ(玄米/精米)2検体 Ge6.2および7.9Bq/kg未満
    栃木県・流通品水稲うるち米玄米 Ge7.0Bq/kg未満
    福島県・流通品コメ(精米/玄米)2検体 Ge6.1および6.2Bq/kg未満
    茨城県・流通品コメ(玄米) Ge7.4Bq/kg未満
    埼玉県・コメ(玄米)3検体 いずれもGe6.5および7.5Bq/kg未満
    神奈川県・コメ(玄米) Ge1.8Bq/kg未満

    新潟県・菌床シイタケ Ge7.5Bq/kg未満
    東京都府中市・菌床シイタケ Ge11Bq/kg未満
    栃木県・菌床シイタケ7検体 すべて5.4~9.4Bq/kg

    宮城県・流通品菌床マイタケ 24Bq/kg、 ヒラタケ 27Bq/kg
    山形県・ナメコ2検体 Ge4.2および6.4Bq/kg未満
    新潟県・ナメコ、マイタケ、エノキタケ Ge6.9~9.0Bq/kg未満
    群馬県・ナメコ、マイタケ、エノキタケ Ge17および18Bq/kg未満
    栃木県・ヒラタケ10検体 うち2件 4および4.9Bq/kg
    栃木県・ナメコ2検体 5.3および6.3Bq/kg
    栃木県・マイタケ2検体 8.1および10Bq/kg
    埼玉県・菌床マイタケ 6.6Bq/kg、原木ナメコ 16Bq/kg、原木クリタケ 22Bq/kg
    埼玉県・ヒラタケ3検体 いずれもGe8.2~8.8Bq/kg未満
    千葉県君津市・ナメコ3検体 すべて15~17Bq/kg
    千葉県大多喜町/富津市・ヒラタケ2検体 Ge1.9および6.1Bq/kg未満
    長野県・流通品エノキタケ Ge6.1Bq/kg未満
    山梨県・ナメコ2検体 5および6.5Bq/kg

    宮城県・原木シイタケ9検体 すべて22~31Bq/kg
    栃木県・原木シイタケ50検体 うち12件 3.6~13Bq/kg
    埼玉県・原木シイタケ8検体 うち7件 7.1~24Bq/kg
    千葉県・原木シイタケ50検体 うち32件 1.1~34Bq/kg
    東京都府中市・原木シイタケ Ge10Bq/kg未満
    山梨県上野原市・原木シイタケ 8.7Bq/kg
    静岡県・流通品生シイタケ Ge6.9Bq/kg未満

    東京都・アシタバ(生葉)7検体 うち1件 9.6Bq/kg

    【畜産物・乳製品その他】
    宮城県・野生イノシシ 10検体 うち4件基準値超過(140~250Bq/kg)
     他すべて 10~83Bq/kg
    宮城県登米市・野生カルガモ、キジ Ge14および16Bq/kg未満
    新潟県三条市/湯沢市・野生ツキノワグマ2検体 10および78Bq/kg
    埼玉県秩父市・野生イノシシ Ge20Bq/kg未満
    千葉県君津市・野生イノシシ2検体 NaI 20Bq/kg未満

    岩手県・牛肉557検体 うち3件 11~15Bq/kg

    岩手県・原乳12検体 いずれもGe2.2~3.0Bq/kg未満
    岩手県・流通品牛乳 Ge2.0Bq/kg未満

    <国立医薬品食品衛生研究所の検査結果>
    栃木県・流通品原木シイタケ 18Bq/kg
    福島県・流通品ナットウ 16Bq/kg