東日本大震災で被災し、福島、宮城県などを離れて県内に暮らす避難者たちの交流会が14日、甲府市の県地場産業センターであった。山梨福島県人会などの主催で5回目。約220人が参加した。
この日は、出身地域ごとのテーブルに分かれて歓談。約50世帯に米や日用雑貨などの支援物資も提供された。福島県南相馬市から避難した西桂町の大橋幸さん(43)は「住民票がまだ福島にあり息子の高校受験に悩んでいたが、交流会で情報が得られた」と話した。
また、今回は被災地域の復興支援担当職員らが避難者の個別相談にも応じていた。福島県避難者支援課の本多洋崇副主査(36)は「震災直後の衣食住の不安から、各家族の生活設計や住宅支援など個別の悩みへと相談内容が変わってきた。今後も相談会の機会を増やすなど少しでも力になれれば」と話した。
主催した市民団体「東日本大震災・山梨県内避難者と支援者を結ぶ会」では毎月、交流サロンを県内各地域で開くなどの活動も行っている。問い合わせは同会(電話055・274・7722)。
毎日新聞
2014年12月17日 地方版
2014年12月17日 地方版
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