[スキー場の安全性を広報するために、空間線量と雪の測定データを公表したというニュースです。空間線量も、雪による遮蔽効果で少しは低くなりますし、今積もっている雪にそれほどセシウムが含まれているわけではありませんから、不検出になることは当然でしょう。
スキー場で、もし放射性物質について危険があるとすれば、雪が溶ける時期に、ほこりが表出してきたり舞い飛ぶことがあれば、その埃に含まれているセシウムを一緒に吸い込んだり付着させたり、ということでしょうか。飲食物に地場産の山のものなど使われている場合はもちろん注意が必要です。
なるべくなら汚染のない地域で保養を兼ねてスキーをしたほうが、よりいいことには間違いありませんが、雪に被われたスキー場での被ばくのリスクは少ないと言えるでしょう。
わざわざ取りあげたのは、不検出の文字のあとに、(1リットル当たり0.78~1.1ベクレル未満)と書き添えていることが評価できるからです。今後も報道の際にはぜひ、すべての測定データ公表に際しては、測定限界値を添えて欲しいと願います。]
宮城県は19日、県内の9スキー場の空間放射線量率が毎時0.02~0.04マイクロシーベルトだったと発表した。雪に含まれる放射性セシウムは全て不検出(1リットル当たり0.78~1.1ベクレル未満)だった。
調査したのは泉ケ岳、スプリングバレー泉高原(仙台市)、白石(白石市)、オニコウベ、上野々(大崎市)、えぼし、すみかわ(蔵王町)、七ケ宿(七ケ宿町)、セントメリー(川崎町)。
3~16日に空間線量を地上1メートルと0.5メートルの2地点で測定し、雪を採取した。
2014年12月20日
河北新報
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141220_13033.html
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