2014/12/14

民間基金の子ども甲状腺検査 矢板・塩谷で150人受診/栃木



 東京電力福島第一原発事故を受け、子どもたちを対象にした集団甲状腺検査が十三日、矢板市の片岡公民館で始まった。十四日までの二日間で、事前に予約した矢板、塩谷両市町の約百五十人が検査を受ける。
 首都圏で甲状腺検査をしている民間団体「関東子ども健康調査支援基金」(茨城県)と県内の住民有志が主催した。基金による県内での検査は、六月の那須塩原市に続き二回目。千五百円のカンパで受診でき、専門医から直接、検診結果や助言を聞くことができる。
 今回の検査には、会場となった公民館の図書室で毎月、本の読み聞かせをしている矢板市図書館の職員も協力。クリスマスにちなみ、職員がサンタやトナカイの格好で歌ったり、検査の順番を待つ子どもたちに読み聞かせをしたりした。
 主催者の一人で塩谷町の主婦大山香織さん(50)は「和やかな雰囲気で検査を受けてもらえた」と手応えを語った。


東京新聞  
2014年12月14日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20141214/CK2014121402000150.html

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