各地の市民放射能測定室がつながって、土壌測定プロジェクトをスタートすることになりました。本来、政府がやるべきことですが、空間線量を測定するだけでは見えてこない汚染を明らかにしてしまう土壌の測定は、政府も自治体も避けるばかり。半減期が過ぎて、セシウム134が消えてしまう前に、今のうちに測定してしまう必要があります。やり方は簡単。仲間をつのって、経費を出し合い、土壌を採取して、測定所に送るだけ。
多くの地域がつながれば、マップ化することが可能になります。まずは首都圏から東日本へ広げていきましょう。
子ども全国ネットも応援していきます。
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あなたの出番です!
この度、各地の市民放射能測定室のデータを連携している「みんなのデータサイト」では、 2014年秋から東日本の土壌の放射能汚染を測定するプロジェクトをスタートさせました。
このプロジェクトでは、子どもたちが頻繁に行動する場所、人々が活動する場所など 日常的に生活する場所の汚染状況の把握を目的とします。
市民の力を結集して進めていくこのプロジェクトにぜひご参加ください!
http://www.minnanods.net/soil/私たちがなぜ、東日本土壌ベクレル測定プロジェクトに立ち上がったのか・・・?
目的、概要等に沿ってご案内します。
【目的】
長期に続く放射能汚染の実態を、身近な場所を測定・比較してつかむため、広範囲の土壌汚染マップが必要です。
政府や自治体による土壌調査も行なわれていますが、メッシュにより採取位置を決めているために市民が知りたい場所でなかったり、
深度が深く数値が低めに出る、空間線量率測定だけで済ませるところもあるなど不十分です。
このプロジェクトでは、子どもたちが頻繁に行動する場所、人々が山野草を採取する場所、農作業をする人々が働く場所など、
人々が日常的に生活する場所の汚染状況の把握を目的とします。
GPSデータとデータベースを活用し、一覧性・検索性を持たせた情報を蓄積し、必要な人々が必要な情報にアクセスでき、
またそれぞれの活動の支援材料として活用されることを願っています。
【概要】
本プロジェクトでは、複数の測定室から報告されるデータの相互比較が可能なものとなるよう採取方法を標準化します。
多くの市民が採取・測定を行なうことから、測定データの正確性を損なわない範囲で、可能な限り簡易に行える方法を検討し
「採取マニュアル」を策定しました。
採取した土壌は、精度検定を合格している「みんなのデータサイト」参加測定室にて測定し、 その測定結果をデータサイト上で
公開するとともに、採取グループ(者)には測定結果の報告書を送付します。
【方法】*詳細の採取方法については、マニュアルと動画を用意しています。
■深度は0-5センチメートル(セシウムの大部分が地表5センチメートル以内にとどまっているため)。
水分による重量誤差と、ガンマ線減衰による測定誤差を極力防ぐため、含水率10%以下を目指し、
採取は、数日間雨が降らなかった日に行なうものとします。
■空間線量率(1m、5cm)の測定により、採取スポットを決めます。
■各地の結果を比較できるよう、標準のやり方で採取します。
■みんなのデータサイトの参加測定室にて測定します。
・参加している測定室は、独自の精度検定をクリアしており、測定精度が確認されております
・結果を共通のデータベースに蓄積します。
■測定結果をみんなのデータサイトにアップして公開(日本語・英語サイト)。
■また多くの地点の結果が集まった時点で、マップ化も予定。
■面積当たりの放射能存在量の試算(Bq/kg→Bq/平方メートル)を行なう予定です。
【期間】
第1期: 2014年10月〜2015年9月
【対象エリア】
東日本=青森、(岩手*)、秋田、宮城、山形、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨、長野、静岡、新潟
*岩手は先行して300ヶ所の採取測定を行なうプロジェクトが「土壌プロジェクトいわて」により2012年〜2013年に実施されました。
手を挙げて頂いた地区から、プロジェクト化して活動を広げていきます。
個人・地域・グループ、幼稚園や学校単位等で、測定したい地点5ヶ所の採取から参加できます。
地点は同じ市町村内などを基本とし、相談の上決定します。
★皆様にご支援いただきたいこと: 検体の採取、測定費用1検体¥2,000 および 検体送料実費
★皆様へのフィードバック: 測定箇所の測定結果報告書送付(スペクトル付き)およびデータサイトでのデータ閲覧・ダウンロード
【プロジェクト参加の流れ】
1)「プロジェクト概要」ページをお読みの上、「参加への流れ」内の申込フォームからお問い合わせください。
2)事務局よりご連絡。ご不明な点など、ご相談ください。
採取地点については基本的にご希望のポイントでお願いしますが、万が一既に測定済みのポイントだった場合など
調整が必要な場合にはご相談となります。
3)皆様による採取→採取した土の送付→みんなのデータサイト参加測定室に送付して測定
4)測定結果の通知と土壌・野帳等を採取してくださった方へ返却
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