この会議では、中間取りまとめが出されるという節目の会議であったにもかかわらず、告知されたのが3日前の15日であり、なおかつ傍聴を受付けないということがわかったのでした。これについては、先日、こちらでもとりあげました。
http://kodomozenkoku-news.blogspot.jp/2014/12/1218-14.html
※ この傍聴を受付けない根拠とされた傍聴者の発言があったという13回の専門家会議についてはこちら。
OurPlanetTV「委員と傍聴者が怒鳴り合い~環境省専門家会議」
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1859
これは声をあげておかなければ、ということで、私たち子ども全国ネットも加わって、関東ネット(放射能からこどもを守ろう関東ネット)、FoEほか、関東ネットに加わる団体を中心に名前を連ねて「要請書」を提出し、環境省にて記者会見を行いました。
当日は、FoEの満田夏花さんの趣旨説明、関東ネット共同代表の木本さゆりさんから、当事者の声を聞かずに、福島県以外は健診の必要がないと押しつけることへの不信感が専門家会議について出されました。会見には、他に、専門家として崎山比早子先生(高木学校、元国会事故調)、チェルノブイリの状況に詳しい吉田由布子さん(チェルノブイリ被害調査・救援」女性ネットワーク事務局長)がそれぞれ意見を述べました。
要請書はこちらです。(のちほど資料と合わせてデータでアップします)
また、この時の記者会見および抗議行動のダイジェスト版をOurPlanetTVでまとめてくださっていますので、ぜひこちらからご覧ください。
傍聴者締め出しについての抗議記者会見 ~住民の健康管理のあり方に関する専門家会議
https://www.youtube.com/watch?v=te6kqWY4Gh0
そして、このあと、環境省前と、専門家会議の会場前にて、抗議の声をあげました。この日の専門家会議は、国会議員も傍聴できないということで、(その後、交渉して傍聴が認められたそうですが)福島みずほ議員も駆けつけて抗議の声をあげてくださいました。寒い寒い日暮れのあとでしたが、師走の忙しい中、北関東からわざわざ足を運んだ関東ネットのみなさんが多かったのは、やはり、ホットスポットのなかで不安を抱えて子育てしている多くの親たちや子どもたちの顔が浮かぶからなのだと思います。
放射性物質は県境で止まらない…あたり前のことをもう一度検討して、放射能の影響にはしきい値がないのだから、予防のために希望すれば健診がいつでも受けられるように認めていただきたいですし、当事者である市民の声を聞くことは、原発事故子ども・被災者支援法の理念の核心なのです。
北関東から駆けつけた市民のみなさんと寒風の中、環境省前で。 |
専門家会議会場となった合同庁舎前にて、声をあげました。 |
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