放射線教育考える 福島で専門家意見交換会
2015/03/01 福島民報
https://www.minpo.jp/news/detail/2015030121277
環境省と県の「放射線の健康影響に関する専門家意見交換会」は28日、福島市のコラッセふくしまで開かれ、放射線教育の在り方などについて専門家が意見を交わした。今年度3回目で「こころ・こども・未来」をテーマに催した。傍聴者約30人を含め約50人が出席した。
意見交換では「空間放射線量の計測や放射線が飛ぶ様子を可視化するきり箱を使った実験など、実際の体験を通じた学習が放射線を理解する近道になる」といった意見が相次いだ。被ばくの危険性を判断するため、放射線に関する情報に触れやすい環境を整える重要性を指摘する声もあった。
田村市の都路診療所の菅野修一診療放射線技師が講演した。市内の小学校で放射線教育の講師を務めた経験を基に、発達段階に応じて線量に関する知識を伝える大切さを語った。福島大うつくしまふくしま未来支援センターの本多環特任教授が子どもたち一人一人の悩みに応じた教育支援の継続を訴えた。
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