「福島・伊達市の児童 明るく元気で感動」 川崎で「移動教室」報告会
2015年3月1日 東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20150301/CK2015030102000133.html
福島県伊達市が子どもたちを派遣して交流させる事業「移動教室」の報告会が二十八日、川崎市の多摩市民館で開かれた。伊達市の児童を受け入れた川崎市内の教員らが「伊達市の子どもたちが明るく元気で感動した。私たちも強い大人になりたい」との児童の感想を紹介するなど、事業の成果を紹介した。
移動教室は伊達市が東日本大震災で被災した後、子どもたちが他地域で交流体験を積む機会を設けようと始めた。川崎市でも、独自に福島の親子をリフレッシュに招いている市民グループ「福島の子どもたちとともに」川崎市民の会の働き掛けで受け入れ。昨年七月と九月に梶ケ谷小、西梶ケ谷小(いずれも高津区)へ順に、伊達市の保原小、伊達小の五年生が三泊四日で訪れ、互いの地域紹介や遊びで交流した。
報告者の中には伊達市が移動教室を始める際、賛同して中心的に動いた元同市富野小校長の宍戸仙助さん(62)の姿も。「福島で保護者らは放射能を話題にできない。その中で暮らす子のストレスは大きい」といい、移動教室で「子どもたちが放射線の影響を気にせず楽しめたらいい」と語った。
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