毎日新聞 2015年03月10日 地方版
http://mainichi.jp/area/yamaguchi/news/20150310ddlk35040305000c.html
東日本大震災の発生から11日で4年を迎えるのを前に、県内の支援団体などからなる「おいでませ山口♪定住支援ネットワーク結成準備委員会」が8日、山口市で講演会を開いた。会員ら約10人が参加した。
準備委員会は現在、被災地などから県内に避難者を招くプログラムを実施している団体らが中心となって、情報共有のためのネットワーク作りを進めている。
この日は講演の前に、ドキュメンタリー映画「チェルノブイリ・28年目の子どもたち−低線量長期被曝(ばく)の現場から」を観賞。続いて、山口大人文学部の高橋征仁教授(社会心理学)が「低線量被ばく問題をめぐる地域住民の意識と行動」と題して話した。
高橋教授は、県外避難者へのアンケート結果から、震災後の回避行動、体調変化などについて報告。その上で「チェルノブイリでは健康被害が出ている。(日本でも)今の生活を軸にするのでなく、汚染事故が起こった事実から考えるべきだ」などと述べた。
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