千葉/原発事故後の市の放射能対策を総括 松戸で21日シンポ
2015年3月2日 東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20150302/CK2015030202000133.html
松戸市は二十一日午後一時半から、東京電力福島第一原発事故を受けた市の放射能対策を総括するシンポジウムを、松戸駅西口の市民劇場で開く。二〇一二年度に策定した市放射能対策総合計画が一四年度で終了することに合わせ、除染などの対策の結果や現状を報告する。
市によると、市内の空間放射線量は、一四年度の平均値は毎時〇・〇九マイクロシーベルト(公共施設二百九十五カ所)で、事故のあった一一年度の同〇・二八マイクロシーベルト(同百二十九施設)から減少した。放射性物質の半減期や除染、風雨によって低減したとみられる。市は四月以降も空間線量のモニタリングや給食、農産物の検査など必要な対策は継続する。
シンポでは、本郷谷健次市長が市の取り組みを報告。東大の森口祐一教授が「放射能問題が起こってから環境回復までの道筋」、千葉大の真田宏夫名誉教授が「放射線の影響と食生活・健康」、千葉大の栗原伸一教授が「放射能検査情報が購買行動に与える影響と風評被害の要因分析」と題してそれぞれ講演する。定員先着三百人(締め切り十日)。参加無料。問い合わせは市放射能対策課=電047(704)3994=へ。
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