2015/03/10

秋田/原発事故 ベラルーシから学ぶ

2015年3月10日 秋田放送
http://www.news24.jp/nnn/news8618022.html

東日本大震災生からあすで丸4年となります。いまも県外から秋田に避難している方々はおよそ1000人います。その7割以上が原発事故のあった福島からの避難者です。震災から4年になるのを前に秋田市で原発事故を考える講演会が開かれました。

講演会とシンポジウムは、秋田を拠点に活動するNPO法人日本ベラルーシ友好協会が開きました。協会では毎年ベラルーシの医師を招いて、医療技術の支援などをしていますが、10日はベラルーシ国立医科大学のルデノック・ワシリー教授が原発事故に関する講演を行いました。

ベラルーシは1986年4月に旧ソビエト連邦で起きたチェルノブイリの原発事故の最大の被災国で、多くの人が甲状腺がんなどに苦しんでいます。チェルノブイリ原発事故から間もなく29年。ワシリー教授は事故後のベラルーシでの放射線管理や農業対策とその成果などを紹介し、日本の大学などとの教育・学術分野での協力を提案しています。チェルノブイリ・福島、双方の原発事故のあとの子どもの甲状腺の病気に関する比較研究などをともに進め、ベラルーシの経験をもとに協力していく考えを示しました。

0 件のコメント:

コメントを投稿