二本松で福島県産米「全量全袋検査」スタート セシウム全て下回る
2016年8月25日 福島民友http://www.minyu-net.com/news/news/FM20160825-103510.php
本年産県産米の全量全袋検査が24日、県内のトップを切り二本松市杉田のJA倉庫でスタートした。19日に二本松市渋川の田んぼで稲刈りされた早場米「五百川」計約2トン(30キロ入り69袋)は、放射性セシウムが全て検出限界値を下回った。
同日はベルトコンベヤー式放射線測定器を使い、同市渋川の渡辺年雄さん(59)が収穫した五百川を1袋ずつ通過させた。モニターには、放射性セシウムが基準値以下であることを示す丸印が表示された。渡辺さんは「ほっとしている。風評被害は完全に払拭(ふっしょく)できていないが、おいしいコメになるよう日々努力してきた。県産米の安全のアピールにつながれば」と話した。
検査を通った五百川は25日に同市渋川の樽井商店で等級検査を受け、26日から同商店で販売される。その後、県内のスーパーなどで販売されるほか、宮城、茨城、山梨各県や東京にも出荷される予定。
二本松市で始まった早場米の放射性セシウムの全袋検査=24日午前 |
全量全袋検査始まる 28年産米、二本松トップに
2016年8月25日 福島民友https://www.minpo.jp/news/detail/2016082534000
県内で収穫された平成28年産米に含まれる放射性物質を調べる全量全袋検査は24日、二本松市をトップに始まった。同市渋川の農業、渡辺年雄さん(59)が収穫した早場米「五百川」を69袋(2070キロ)検査し、放射性セシウムは全て検査機器の検出下限値(1キロ当たり12ベクレル)未満だった。
市や生産農家でつくる二本松市地域農業再生協議会が、市内のJAふくしま未来安達地区本部杉田倉庫で検査した。ベルトコンベヤー式の機器にコメ袋を通すと、検出下限値未満を示す丸印が表示された。職員が検査済みを示すシールを袋に貼っていった。立ち会った渡辺さんは「安心した。福島のおいしいコメを早くたくさんの人に食べてほしい」と話した。
県によると、28年度は県内全体で27年度と同量の約1000万袋を検査する予定となっている。
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