http://www.asahi.com/articles/ASJ89418ZJ89PGJB00M.html
福井市殿下地区のNPO法人「殿下被災者受入委員会」による夏の保養キャンプ「殿下の自然つるつるいっぱい」が、今年初めて熊本地震で被災した子どもたちを迎えた。8日には、「さよならパーティー」があり、地区住民らと別れを惜しんだ。
保養キャンプでは、2011年の夏から、東日本大震災で被災した福島の子どもたちを受け入れている。今年は、パート1は7月25日~8月1日、パート2は2~9日の2期にわたって開催。福島第一原発の事故で放射能被害が懸念される南相馬市を中心に福島から62人、熊本からは保護者を含め21人が参加した。期間中は、地元のホストファミリー宅に滞在しながら、川遊びや海水浴、殿下幼小中学校の物置小屋作りなどを楽しんだ。最終日の「さよならパーティー」では、それぞれの参加者がホストファミリーに感謝の気持ちを伝えた。
熊本市東区から小2~中2の子ども3人と中2のおいを連れて参加した工藤豊子さん(48)は、自宅の瓦がはがれて雨漏りがひどく、不便な生活を強いられている。工藤さんは「震災後は落ち着かず、子どもたちに向き合うことができなかった。福井でのんびりと過ごせて、子どもたちも生き生きした」とほっとした表情だった。(山本潤子)
「さよならパーティー」であいさつする熊本市の工藤さん一家(右) =福井市風尾町の殿下公民館 |
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