http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20161020/2484560
東京電力福島第1原発事故に伴い奥日光・中禅寺湖で続く魚の持ち出し禁止措置を巡り、中禅寺湖漁協に魚の採捕自粛を要請している県が、特産ヒメマスの規制解除に向けて漁協と調整する方針を固めたことが19日、関係者への取材で分かった。
県の放射性物質モニタリング検査結果で、ヒメマスの放射性セシウム濃度が国の基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を安定的に下回っていることから判断したとみられる。
マス釣り解禁期間は例年4月1日~9月19日。来春の新シーズン到来と共に、「湖の象徴」と呼ばれるヒメマスの持ち出しが6季ぶりに再開する公算が大きくなった。
プランクトンが主食のヒメマスは、魚を餌とする他のマス類と比べてセシウム濃度が低い傾向にある。国が規制解除を容認する目安は、結果が「50ベクレルを安定的に下回る」こととされる。今年4~9月に検査した65検体は、30~58ベクレルの間で推移し、50ベクレルを超えたのは5検体に留まった。
大型マス類のレイクトラウトやブラウントラウトなどは濃度が高止まりしており、今後も規制は続く。
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