http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/list/201610/CK2016101602000156.html
元京都大原子炉実験所助教で原子力工学者の小出裕章さんの講演会(東京新聞水戸支局など後援)が十五日、ひたちなか市のワークプラザ勝田で開かれ、約四百人が参加した。
小出さんは「核のゴミと私たち」をテーマに講演。核分裂によって生じた放射性物質を、人間が無毒化できていない現状を説明。無毒化できなければ、生命環境から百万年隔離する必要があるとし、「無毒化できないものを生み出してはならない」と述べ、原子力利用からの脱出を訴えた。
このほか、県内には多数の原子力施設が点在していることに触れ、「この問題とどう向き合うのか考えてほしい」と呼び掛けた。
講演会は、核のごみについて関心を持ってもらおうと、ひたちなか市の主婦らでつくる実行委が企画した。 (山下葉月)
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