2016/10/15

「指定廃棄物」 県内10団体、県に質問状 保管の安全性疑問視/栃木

2016年10月15日 東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/list/201610/CK2016101502000151.html

高濃度の放射性物質を含む「指定廃棄物」を巡り、廃棄物問題の情報共有に取り組む「ゴミ問題を考える県連絡会」(下野市)など十団体は十四日、指定廃棄物の保管の安全性などを問う質問状を県に提出した。団体として二十八日までの回答を求めている。

連絡会は九月、指定廃棄物が保管されている那須塩原市の農家などで独自に聞き取り調査を実施した。その上で、質問状では「遮水シートがはがれており、補修はされていない」などと安全性を疑問視。問題が長期化していることに触れ、保管方法を改める考えがないかただしている。

同じ書面の中で、国が目指す県内一カ所での処分の断念を求める要望も盛り込んだ。

県庁で会見した連絡会の高際(たかぎわ)澄雄書記長は現地調査を振り返り、「適切に保管されているとは思えない箇所もあり、このままでは汚染が広がりかねない」と指摘。県の早期の対応を求めた。

県の担当者は「内容や事実関係を精査した上で、回答したい」としている。 (中川耕平)

0 件のコメント:

コメントを投稿