2016/10/29

【栃木】「戸別訪問の中止を」塩谷の「指定廃棄物」処分場反対同盟会 環境省に抗議文

2016年10月29日  東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/list/201610/CK2016102902000180.html

高濃度の放射性物質を含む「指定廃棄物」の処分場(長期管理施設)の建設計画を巡り、塩谷町の住民でつくる反対同盟会は二十八日、環境省が計画を理解してもらうために実施している、町民への戸別訪問の中止を求める抗議文を山本公一環境相宛てに提出した。

同盟会の君島勝美会長らが環境省を訪れ、担当者に手渡した。抗議文では、環境省の戸別訪問を「町民に不安と混乱を与えているだけ」と非難し、環境省職員が町に立ち入ることも拒んでいる。

君島会長は「高齢者の中には、不安で家にいることが嫌だという人もいる。環境省のやり方には到底納得できない」と説明。一方、環境省の担当者は「(計画への)理解をいただけるよう、戸別訪問は続けていく方針」とした。

町によると、環境省の戸別訪問は議員や地域の区長らに限られていたが、九月末から一般家庭でも行われるようになった。今月二十日には口頭で中止を求めたが、その後も続いたため、二十七日に開いた同盟会の役員会で、書面での抗議を決めた。 (中川耕平)

0 件のコメント:

コメントを投稿