2016/10/26

【報道まとめ】避難指示解除後も「戻らない」57・6%以上 富岡町/福島

<全町避難>富岡町民「戻らない」57%


2016年10月26日 河北新報
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201610/20161026_63035.html

復興庁は25日、東京電力福島第1原発事故で全町避難している福島県富岡町の住民意向調査結果を公表した。「町に戻らない」と答えた割合は57.6%で、昨年8月の前回調査より6.8ポイント増加。帰還意思の低下が続いている。

「町に戻りたい」は16.0%で、前回調査から2.1ポイント増えた。「判断がつかない」は4.0ポイント減の25.4%だった。

「戻らない」「判断がつかない」の理由(複数回答)は「医療環境に不安がある」が59.6%で最多。他に「原発の安全性に不安がある」(48.6%)「家が住める状況にない」(48.1%)「避難先の方が生活利便性が高い」(41.7%)「既に生活基盤ができている」(41.4%)などが挙がった。

年代別では「戻らない」は30代の74.6%、40代の60.0%を占めた。帰還意思は高齢になるほど高く、70歳以上は「戻りたい」が20.8%だった。

「戻りたい」の回答者に帰還時期を聞くと、避難指示が解除されたら「すぐに」が36.0%、「3年以内」が18.3%だった。「決めていない」は37.5%。

意向調査は今年8月、全7040世帯を対象に実施し、46.3%の3257世帯から回答があった。


避難指示解除後も「戻らない」 57・6%以上 福島県富岡町

2016年10月25日 産経新聞
http://www.sankei.com/politics/news/161025/plt1610250043-n1.html

東京電力福島第1原発事故で全域が避難区域となっている福島県富岡町の住民意向調査で、避難指示解除後も同町に「戻らない」との回答が57・6%に上ることが25日、分かった。政府の原子力災害現地対策本部は同日、来年1月に同町に対し、避難指示を一部解除したい意向を示したが、住民の帰還意向に結びついていない現状が浮き彫りになった。

調査は8月1~15日に復興庁などが合同実施。「戻らない」との回答は前回調査(平成27年8月)から6・8ポイント増加し、「戻りたい」は16・0%で前回比2・1ポイント増だった。

帰還に慎重な理由としては「医療環境に不安があるから」が59・6%と最多で、「原子力発電所の安全性に不安があるから」(48・6%)、「避難先の方が生活利便性が高いから」(41・7%)と続いた。調査は全7040世帯を対象に3257世帯(回収率46・3%)から回答を得た。





「すぐ」「3年以内」半数 避難解除後帰還希望の富岡町民住民意向調査

2016年10月26日 福島民報
http://www.minpo.jp/news/detail/2016102635850

富岡町の住民意向調査で、避難指示解除後に「戻りたい」と答えた16・0%のうち、約半数は解除後に「すぐに戻りたい」か「3年以内に戻りたい」と回答した。復興庁が25日、調査結果を発表した。


「すぐに戻りたい」は36・0%、「3年以内」は18・3%だった。「時期は決めていないがいずれ戻りたい」が最多の37・5%となった。一方、「戻りたい」と答えた人のうち、解除まで待てる期間は「3年以内」が37・9%、「5年以内」が11・2%で約半数を占めた。
「戻りたい」と答えた16・0%は前年度調査に比べて2・1ポイント増加した。「戻らない」は57・6%で、6・8ポイント増えている。
調査は町と復興庁、県が8月1日から15日まで実施した。対象7040世帯のうち3257世帯から回答があり、回収率は46・3%だった。

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