2016年10月3日 NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161003/k10010715631000.html
東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴う避難指示が、去年解除され、6年ぶりにコメ作りが再開された福島県楢葉町で、稲刈りが始まりました。
福島県楢葉町では、去年9月に避難指示が解除され、コメ作りについては、実証栽培などを通じて安全性が確認されたとして、ことし、6年ぶりに再開されました。
稲は収穫の時期を迎え、3日は町の北部の上繁岡地区の農家のグループが、共同で作付けした合わせて4ヘクタールの水田で稲刈りを行いました。
収穫されたコメは、安全性を確認するため放射性物質の検査を行ったうえでJAなどに出荷されます。
農家のグループの佐藤充男さん(72)は「高齢化などいろいろな不安があるが、6年ぶりに収穫できて、ようやく一歩進むことが出来た」と喜びをかみしめていました。
楢葉町では、事故前には600ヘクタール余りの水田がありましたが、町に戻った住民はごく一部で、ことしの作付けは、わずか20ヘクタールにとどまっていてます。
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