2016/10/06

福島県の「教育旅行」PR 台湾の高校関係者招き視察ツアー

2016年10月06日  福島民友
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20161006-117229.php

教育旅行を増やそうと県などが招聘(しょうへい)した台湾の教育関係者が5日、福島市を訪れ、被災地の現状や放射能の正しい知識を学び、教育旅行の選択肢になるか視察した。

本県と宮城、山形の3県、東北運輸局の主催で、台湾から高校の校長ら8人を招き東北の観光地や教育施設を視察してもらうツアーで、4日から始まった。

5日は、参加者が同市の除染情報プラザを訪れ、放射線の知識や東日本大震災と東京電力福島第1原発事故による被害、除染やコメの全量全袋検査といった放射性物質の汚染対策を確認した。また、福島南高も視察し、日本の教育現場に理解を深めた。

参加者は「復興が進んでいる。説明を受けて安心して食事を楽しめた」と本県の印象を語った上で、教育旅行の決め手として「放射線量の測定値や除染研究の成果をインターネットなどで発信するなど目に見える形で安心をアピールしてほしい」と話した。

本県では6日まで、大内宿(下郷町)や野口英世記念館(猪苗代町)、鶴ケ城(会津若松市)などを巡る。7、8の両日は宮城と山形の両県を訪れる。県によると、台湾から県への教育旅行は、震災前の2010(平成22)年は6校、約250人が訪れていたが、本年度は1校のみという。

除染情報プラザで放射性物質の測定方法などに理解を深める台湾の高校教員ら


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