2016/10/01

福島)福大生、南相馬で稲刈り体験

2016年10月1日 朝日新聞
http://www.asahi.com/articles/ASJ9Z5V00J9ZUGTB014.html

南相馬市小高区東部の耳谷(みみがい)地区で30日、東京電力福島第一原発事故による避難指示が解除されて初めての食用米の稲刈りが始まった。福島大学1年生の15人がボランティアで駆けつけ、根本洸一さん(79)の水田で人生初の「稲刈り体験」に汗を流した。

福島大が募集した「農業体験」の応募学生らで、行政政策学類の功刀俊洋教授が引率。東京生まれ東京育ちの米山未羽(みう)さん(18)は「原発事故直後は福島の農産物を避けていたけど現地に来て実態を知ることの大切さが分かりました」。ベトナムからの留学生、レー・クァン・ダットさん(23)も「都会のハノイ育ちで稲刈りは初めてだけど、農村風景はベトナムと全く同じ」と、鎌を持つ手も軽やかだった。

根本さん方では、原発事故翌年からの「試験栽培」を経て、放射能検査をクリアすれば出荷ができる「実証栽培」を続けている。
避難指示が解除されたとはいえ、小高区に戻って米作りを再開した農家は、まだ10軒足らず、作付面積も全体で8ヘクタール未満だ。今月中旬からコシヒカリなどの収穫時期を迎えるが、根本さんは「8月中旬からの長雨で実入りのできはいま一つだ」と心配そうだ。(本田雅和)


初めての稲刈りに汗を流す福大生ら=南相馬市小高区耳谷



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